愛山渓温泉ー永山岳ー安足間岳ー当麻岳ー愛山渓温泉![]() 沼の平付近の紅葉と永山岳・安足間岳の縦走路 |
平成20年 9月13日(曇り) 山本公雄・洋子 |
愛山渓温泉登山口(6:06)ー(6:28)三十三曲分岐ー(7:27)村雨ノ滝の上ー(9:24)銀明水−(10:04)永山岳(10:15)ー(10:50)安足間岳ー (12:15)当麻岳ー(12:55)当麻乗越ー(14:00)沼ノ平(14:10)ー(14:32)八島分岐ー(15:26)三十三曲分岐ー(15:44)登山口 登り(安足間岳)4:44 下り 4:54 行動時間 9:38 |
H17年に登った永山岳のウラシマツツジの紅葉が見事だったので、もう一度登りたくなった。今回はちょっと厳しいが当麻尾根まで足を伸ばそう。黒岳ー北鎮岳ー当麻岳を縦走したとき、チングルマがみごとだった。この尾根はチングルマの紅葉もいいと聞く。天候は明日のほうが期待できるが、用事で行けない。まあまあ晴れるはず。札幌を出発、夜中3:00出発。約3時間で愛山渓温泉に到着。登山者は多いがこの時期の銀泉台や高原温泉などのバス入山と比べるとずっと少ない。国道から愛山渓温泉まではすべて舗装道路になっていた。 ![]() ![]() ( 愛山渓温泉) (概念図) 温泉出発。松仙園方面は通行止め。どうしたのだろう?出発後まもなく沢の橋を渡ると三十三曲分岐。永山岳へは沢コースのほうが楽。途中昇天ノ滝が見えるとじきに村雨ノ滝、これを巻くと滝の上の休み場所に着く。 ![]() ![]() ( 沼の平への分岐 ) (滝の上の休み場所) 少し休憩して出発。すぐ滝の上分岐となる。沼の平方面の別れ道。まだ通ったことがない。沢から離れこれから先は歩きずらい石がごろごろした道となる。しだいに森林限界に入る。ハイマツ帯となりウラシマツツジが多くなってくる。残念ながらあまりきれいでない。時期が少し早かったようだ。曇りで色が鮮やかに見えないせいもあるかもしれない。それでもきれいなのを見つけて写真を撮る。 ![]() ![]() ( ウラシマツツジの紅葉) ハイマツ帯を過ぎると広々とした銀明水のお花畑。沢にはもう水は流れていない。チングルマが紅葉している。今回も正面の永山岳はガスの中。 ![]() ( 秋の銀明水のお花畑) 永山岳の最後の急斜面を登ると山頂につく。風が強い。残念、愛別岳は雲の中だ。 ![]() ![]() ( 永山岳の山頂) 今日はゆっくりしてはいられない。早々に安足間岳へ向かう。途中、雲の間から愛別岳が顔を出した。いつみても美しい山だ。大雪ではニペソツに負けない美しさだ。 ![]() ( 愛別岳の優雅な姿) 30分ほどで安足間岳の分岐に着く。比布岳、北鎮岳方面はガスの中。ここは3度目であるがいつもこの状態。残念。 ![]() ![]() (比布岳方面の稜線と北鎮岳方面 ) 安足間岳はどこが山頂かわからない。標識も転がっている。当麻岳へ下る。ガスの切れ間から永山岳方面が見える。チングルマの紅葉が見事。 ![]() ( ガスの切れ間から永山岳方面を見る) 当麻尾根はチングルマのお花畑。どうして尾根の上にお花畑が出来たのか?夏は一面の花。秋は紅葉。魅了ある尾根だ。 ![]() ( チングルマの紅葉がつづく当麻尾根) 旭岳はガスの中。なかなか姿を見せてくれない。やっと、大塚山、小塚山と裾合平が少し見えた。天候は回復しきてているようだ。 ![]() ( 姿を見せた大塚山、小塚山と裾合平方面) 当麻岳はどこが山頂かわからず通りすぎる。当麻乗越への下りだ。ここはウラシマツツジがとてもきれいだ。 ![]() ![]() ( 当麻乗越への下り・・・いたるところウラシマツツジがとてもきれい) 当麻乗越に着く。数パーティが休んでいる。旭岳ロープウエイ駅と愛山渓の中間点だ。休んでいるとシマリスが姿を現した。 ![]() ![]() ( 当麻乗越) (シマリス) 当麻乗越から沼の平へ向かう。下り道だ。眼下に沼の平が広がる。 ![]() ( 沼の平の全景) 沼の平に到着。静かな山奥の沼。正面に今日歩いてきた稜線の全貌が見える。ずいぶん歩いて来たな・・・。 ![]() ( やっと姿を現した永山岳ー安足間岳ー当麻岳の全景) しばし湖畔に休む。しかし、ここから愛山渓までが疲れた足にはつらい悪路。もう少し整備してくれないかなあ。そうすればちょっと山を見に来れるのに。でも、人が多くなって静かな山奥の沼ではなくなるかも。 |
感想 : 今回の永山岳のウラシマツツジは見ごろではなかったが、当麻岳の尾根のチングルマ、ウラシマツツジの紅葉が美しかった。展望も本来は抜群のはずだがガスの覆われてしまった。再び夏に挑戦したい。ただこのコースは健脚向きでわれわれにとってはかなり時間のかかる疲れるコース。さて実現できるかな?? |