永山岳 2046m


 愛山渓温泉ー永山岳


永山岳山頂から愛別岳
平成17年 9月11日 曇りときどき晴れ  山本公雄・洋子
  愛山渓温泉(9:05)ー三十三曲分岐ー(10:20)滝の上(10:25)ー(12:25)永山岳山頂(13:15) ー(14:45)滝の上ー(15:30)三十三曲分岐-(15:45)愛山渓温泉登山口
   登り  3:20  下り 2:30 全行程 6:40 

 天候は不安定。紅葉はどうだろう?まだ早いかな?自信はなかったが、ニュースで大雪山系の ウラシマツツジが紅葉していると聞き、迷ったが永山岳を目指す。
 何度か来ている愛山渓温泉を9:05発。約30分で鉄の橋、渡ると間もなく三十三曲分岐着く。 沢沿いの道がつづく。ちょっぴり危険な村雨の滝を高巻きした所が滝の上だ。
 
 
( 愛別沢の橋 :新しく鉄橋になった )         (村雨の滝)


 滝の上からは笹の道がつづく。しだいに笹の背が低くなり、歩きづらい深く掘れた岩の道になる。 ここが我慢のしどころ。そして笹はだんだんハイマツに変わる。 ハイマツ帯に入るとウラシマツツジが見事に紅葉している。


 
( 岩とハイマツとウラシマツツジ )


 
( ウラシマツツジの赤い紅葉 )

 曇って、ガスがかかっているが、山の斜面も紅葉している。




( 山の斜面の紅葉がきれいだ )

 晴れていれば、もっと紅葉は輝いているだろう。銀明水に着く。夏までは冷たい雪渓の水が 流れているが、さすがにこの時期になると、溜まり水となっていて飲めない。

 高齢者の男女グループが休んでいる。
  「どこまで行ったのですか?」
  「愛別岳を登ってきました。登ったときは晴れて感激でした。」
 うれしそうに話している。今はガスが濃い。
  「きっと、また晴れますよ。」
男性のリーダらしき人が励ましてくれた。いよいよ最後の永山岳の登り。だんだん晴れてくる。

 
( ガスの中山頂を目指す )

 山頂に近づくにつれて、青空が広がってくる。もしかしたら、愛別岳が見えるかもしれない。
       胸が高鳴る。山頂に着く。 見えた!幻の愛別岳だ。

 
( 愛別岳の雄姿 )


 
( 永山岳山頂での記念写真 )

 愛別岳を見ながらゆっくり昼食を食べる。 あとから登ってきた若いカップルに写真をとってもらい下山する。 沼の平の点在する沼が見える。

 
( 沼の平の遠望 )

 紅葉の中を下る。振り返ると登るときに見えなかった永山岳の岩の山頂が見える。


            永山岳
 
( 登るときに見えなかった永山岳 )


 さらに下ってくと再びガスかかかり小雨がふりだしてきた。秋の天気は変わりやすい。ガスの中、急いで下山した。  

 
感想 :   ウラシマツツジの紅葉はとてもきれいだった。 黒っぽい赤もあったが、明るい赤が見事。大雪山には紅葉の名所がいくつもあるが、 この愛山渓周囲の永山岳や沼の平もそのひとつである。 写真の出来はいまいちであったが、今回の紅葉は忘れられない思い出となった。
 天気は曇ったり晴れたりであったが、ちょうど永山岳の山頂で晴れ、愛別岳の姿を 見れたのも実に幸運であった。なお、永山岳からさらに少し登ると、雄大な大雪を見ることができる。