「いのちの砂時計」を読んで


 メールで紹介され、早速読んでみました。この本は、共同通信社・社会部が「人々の最期と、それに向き合う医師たちの姿を伝えたい」という出発点から、死と向き合った人々の姿をまとめたものです。
 砂時計のように一刻一刻消えてゆく「生と死」の現場を見事に描き出しています。
 このホームページで取り上げた報道についての記述もあり、とくに「ALS呼吸器停止事件」については、新聞報道では語られなかった事実も知りました。事件のことをもう一度よく考え、本文を書き直しました。
 普通に生きている私たちも「いのちの砂時計」を背負っています。私たちにはどんな生き方、死に方が待っているのでしょう?
とても心に残る本でした。