No.43:"山の四季" 編曲:山本公雄 (2002.2.14) 

 演奏 
 歌声 

山の四季(北大山岳部部歌)

 この歌は北大山岳部の日高ペテガリ岳遭難事故(『山の随想』 北海道・登山の歩み参照)などで、山岳部が混迷していた時期に、 元気を出して、皆で山を目指そうという気持ちで作られた曲だそうです。 元気いっぱいに歌って欲しいというのが、作曲者、作詞者の願いと聞いています。

 なお、歌詞で、春:「谷の雪崩」は原詩は「沢の雪崩」でしたが、「沢」という言葉が重なるので「谷」 にかえて欲しいとの作詞者の希望で、現在は「谷」となっています。また、冬:「ペテガリだ」のところは 「ペテガリに」「いざ行こう」と一般歌われることも多いが、「やせ尾根は」「ペテガリだ」と つづき、「だ」が正しいとのことです。このHPでも間違いがありましたが、曲、歌詞ともに原作者の意向にそうよう 修正しました。(2003.2.24)

 この歌には、北海道の山がたくさん歌われています。暑寒別岳、芦別岳、 ニセイカウシュッペ山、トムラウシ山、そして日高のペテガリ岳です。私は 残念ながら、ペテガリ岳には登っていません。ただ、♪カールの中で眠ろうよ♪ というのは、たぶん、日高の盟主、幌尻岳の七つ沼カールをさしていると思います。 ここには、若いときテントで眠ったことがあります。


        山 の 四 季 (北海道大学山岳部部歌)
                     作曲  渡辺良一
                     作詞  朝比奈英三


 春  吹雪の尾根も 風やみて
    春の日ざしの 訪れに
    谷の雪崩も 静まって
    雪融(ゆきげ)の沢の 歌楽し
    いざ行こう 我が友よ
    暑寒(しょかん)の尾根に 芦別(あしべつ)に
    北の山の ザラメの尾根を飛ばそうよ

 夏  沢を登りて いまいつか
    わらじも足に 親しみぬ
    三日三晩の 籠城(ろうじょう)も
    過ぎて楽しき 思い出よ
    いざ行こう 我が友よ
    日高の山に 夏の旅に
    北の山の カールの中に眠ろうよ

 秋  山は紅葉(もみじ)に 彩られ
    頂高く 空澄みぬ
    新雪輝く 山々は
    いづれも親しき 友達よ
    いざ行こう 我が友よ
    ニセイカウシュペに トムラウシに
    北の山の 沢の焚き火に語ろうよ

 冬  吹雪も止んだ 朝まだき
    凍ったテントを 起き出でて
    遥かに望む やせ尾根は
    朝やけもゆる ペテガリだ
    いざ行こう 我が友よ
    氷の尾根に アンザイレン
    北の山の 浄(きよ)き頂目指そうよ