昆布岳 1045.1m


登山口ー昆布岳ー登山口

平成18年 9月2日(土) 晴  山本公雄・洋子
 登山口(8:20)---3合目(9:03)---メガネ岩(9:45)---8合目(10:30)---(11:20)山頂(11:46)
---メガネ岩(12:45)---(13:46)登山口
 登り:3時間00分 下り:2時間00分 全行程5時間26分

 昆布岳はニセコ、羊蹄山方面から見ると、かなり山頂のこぶが目立つ。名前もユニークで、そのうち、登ろうと 思っていたが、なかなか機会がなく、のびのびになっていた山だ。天気もいいので、出かける。
 札幌から留寿都ー真狩から豊浦へ向かう。なかなか曲がりかどが分からず苦労しながら、やっと登山口 に到着する。
 
 パンフレット(感想参照)の説明によると大和で「美和3キロ」の標識で美和に行き、
南下して「新富14キロ」で右折、4kmほど進むと農家の家の所が登山口
( 道路概念図 )

   登山口の道路向かいに駐車場ときれいな簡易トイレがある。

北海岳  間宮岳(お鉢)   
  
( 駐車場 )        ( 登山口の標識 )

 登山口に登山届けのボックスが置いてある。ふと見ると、熊目撃情報、1週間前だ。 前に4−5人登っているから大丈夫だろうと登り始める。まさか、この山に熊がいるとは思わなかった。

  
( 登山口 )        ( 熊出没情報 )

 少し歩くと気持ちの良いカラマツ林に着く。登山道は見通しは良くない。林道と交差し、 4合目あたりになると、洞爺湖方面が見えてくる。メガネ岩に着く。ここが中間点だ。

  
( カラマツ林 )        ( メガネ岩 )

 根曲がり竹の中の道を行く。8合目に着くとやっと山頂が見えた。

 
( 山頂を望む )     

 登りが続く。羊蹄山と尻別岳が見えはじめた。 

 
( 羊蹄山と尻別岳 )     

 ついに、山頂に着く。山の山頂に昆布・・・ユニークな昆布の形の標識がいい。 一等三角点の山頂からは360度の展望。  羊蹄山が美しい。羊蹄山を見るため登ってきた。尻別岳は小さく見える。アイヌの人は 本来、羊蹄山の方を「シリ・ベツ」と呼んでいたのに、「羊蹄」と表記したために「ヨウテイ」 というようになってしまったという。( 山の随想  アイヌ語と山の名前(1)参照 )

  
( 昆布の形の山頂の標識 )   ( 内浦湾を望む )


 
( 羊蹄山と右に小さな尻別岳 )

 
 
( ニセコの山々 )     

 360度の展望を楽しみ下山する。下山後、豊浦へ向かい、温泉「しおさい」で汗を流す。 左手に昆布岳の特徴のある山頂を望みながら札幌に帰った。
 

( 昆布岳 )     


 
 感想:  入山届けのところにパンフレットが入っていた(右図)。豊浦町で作成したものである。 市町村で登山ガイドのパンフレットを作ってくれていることはとてもうれしいですね。
 このパンフレットによると、昆布岳の名前の由来は、「トコンポ・ヌプリ」(小さなコブ山) とのことで昆布とは関係ないとのこと。その後、「コンポ・ヌプリ」を「混保岳」と書き、 「昆布岳」となったようである。
 登山道は整備され、何合目の標識もしっかりしている。山頂近くまで、夏は根曲がり竹で視界が 良くない。じっと我慢して登り、山頂の360度の展望を楽しもう。昆布の山頂の標識は面白い。 中間点のメガネ岩は不思議な光景だった。

パンフレットの問い合わせ先
 豊浦町教育委員会社会教育課
     (0142−83−2239)
 豊浦町役場林政商工課
     (0142−83−2121)