神居尻山 946.7m


Cコース登山口 ー 神居尻山 ー Bコース登山口

平成16年 6月13日 晴  山本公雄・洋子
駐車場(10:40)ーーー(10:50)Cコース登山口ーーー(11:30)469mピーク(11:35) ーーー(12:25)842mピーク(12:35)ーーー(13:05)神居尻山山頂(13:20)ーーー(13:40)842mピーク(13:45) ーーー(14:05)707mピーク(14:10)ーーー(14:45)Bコース登山口  
 登り2:15 下り1:25 全行程3時間55分

 洋子が神居尻山(アイヌ語と山の名前(3)参照)のシラネアオイがきれいだったという話を聞いてきて、急に 神居尻山登山が決定。朝、まづ、厚田に寄り道、有名な厚田豆腐を買ってから 道民の森へ向かう。道民の森は「道民の森林とのふれあいの場」として 樺戸山地に整備された広大な森林公園で、神居尻山には3本の登山コースが開かれている。
   厚田から青山ダムに入り、神居尻地区総合案内所に着く。立派なログハウスの建物だ。

 
(総合案内所)           (概念図)

 始めての登山なので、中にいた指導員の方に聞いてみる。 「どのコースが一番楽ですか?」
「BとCは似たようなものですが、登りはCコースが楽のようです。ただ、駐車場はBコースにあるので、 Cコースの登山口まで林道を10分歩くことになります。」
少し考え、Cから登り、Bに下ることとする。
 Bコースの登山口の少し先に駐車場があった。駐車場には10台ほどの車がとめてある。 駐車場から予定通り10分でCコースの登山口に着く。ゆっくりと登る。道は整備され、歩きやすい。 タニウツギの柔らかなピンクがなんともいえない。469mピークに着くと842mピーク が見える。これからが正念場だ。少し休んで登り始める。

 
(タニウツギ)   (ミヤマオダマキ) 

 だんだん疲れてきた頃、斜面のお花畑に到着。チシマフウロ、ハクサンチドリなどの 花がたくさん咲いている。だんだんうれしくなる。右手に神居尻山の山頂が見え始め、 ミヤマオダマキがきれいに咲いている。我が家の庭にも咲くこの花、 なんとなく庭で見慣れているせいか、こうして本来の山で見ているのに 場違いな気分になってしまう・・・・。
 842mピークに到着。正面に神居尻山が堂々と聳える。1000mに満たないと馬鹿にしていたが そんなことはない。立派なものだ。


(堂々と聳える神居尻山)

 少し休んで、山頂を目指す。ここからの道がいい。右の急斜面がお花畑。 ところどころにアズマギクが咲いている。シラネアオイはもう終わり。 わずかに咲いているのみ。キクバクワガタは高山に似合う。 我が家の庭にあったが、そういえば今年は咲いていない。

 
 (時期が遅いシラネアオイ)  (キクバクワガタ)   
 
 
(エゾノハクサンイチゲ)    (残雪光る暑寒の山)

 エゾノハクサンイチゲは華やかな白だ。左手に残雪光る暑寒の山々がまぶしい。 ついに山頂着。山頂は登山者で混み合っている。ピンネシリのドームがみえる。 振り返ると842mピークの後ろに青山ダムが青く水を蓄えている。しばし高山のムードに酔う。

 
 (山頂の標識)             (登ってきた842mピークを振り返る)

 下りは842mピークからBコースをとる。正面に暑寒の山を眺め、時々神居尻山を振り返りながら下る。 707mピークからは、山に別れを告げ、一気に下山。かなり急斜面で登りより疲れてしまった。
*感想*  シラネアオイは時期が遅いとは予想していた。 しかしそのほかのいろいろな高山植物の花がきれいでかえってよかった気がする。 多分、一番美しい時期に違いない。わずか946mの山なのに高山ムードもあるいい山だ。
 Aコースはわからないが、話に聞いたように、今回のCからBコースは一番楽そうだ。 下ってみて、Bコースの登りはきっと大変だろうと思う。
 今回始めて、この道民の森に来て見たが、北海道らしい広大な敷地に宿泊施設、 レジャー施設などいろいろ整備されていてびっくりした。