ニセコアンヌプリ(1308m)

鏡沼ーニセコアンヌプリー五色温泉


鏡沼登山口ー鏡沼ーニセコアンヌプリー五色温泉ー鏡沼登山口


五色温泉側から見上げたニセコアンヌプリ


平成20年 9月20日(晴れ)  山本公雄・洋子

 鏡沼登山口(9:42)ー(10:10)鏡沼(10:15)ー(10:24)林道ー(10:37)リフト下−(11:02)比羅夫分岐(10:15)ー(11:54)稜線ー (12:27)ニセコアンヌプリ山頂(12:43)ー(13:43)五色温泉ー(車道)−(14:39)鏡沼登山口
  登り 2:45 下り 1:00  (車道歩き) 0:54  行動時間 4:57


  ニセコの隠れた名所「鏡沼」散策とニセコアンヌプリ登山を計画する。ニセコアンヌプリの一般路は五色温泉コースですが、ロープウエイを利用するコースもあり避けていた。以前に雪の残るゴールデンウイークに登っただけである。久しぶりでニセコアンヌプリを目指す。
 天候は良い。五色温泉から倶知安方向に進み鏡沼の入り口を探す。なかなか入り口が見つからない。諦めて五色温泉へ戻ろうと引き返す途中で入り口の標識を見つける。草が伸びていて五色温泉方面からは見づらい状態になっていた。五色温泉からは林道のゲートを過ぎるとまもなくのところである。駐車場は無く、入り口前と少し五色温泉寄りに路肩スペースに各二台程度が止められる。入り口の路肩スペースに車を置いて出発。道は下り、まわりは根曲がり竹の笹道。

  
(鏡沼登山口-見逃しやすい )     (鏡沼への道ーやや下り)
 
 万平沢を渡るとまもなく鏡沼の標識。ここがセコアンヌプリ登山道となっている。

  
( 万平沢)     (登山路との分岐ーすぐ鏡沼)

 鏡沼は小さな沼だ。水は澄み水面に空の青空が写りきれいだ。周りは無人、実に静か。


( 鏡沼・・・水面が鏡の様)

 振り返るとニセコアンヌプリが聳えている
 

( ニセコアンヌプリ山頂を仰ぎ見る)    

 ニセコアンヌプリを目指す。此の道にはダケカンバの巨木が多い。10分ほど歩くと林道(舗装)にぶつかる、林道を渡る。さらに進むとリフトの下に出る。この場所は道が草に隠れ、下りにはリフト小屋の方へ間違って行きそうである。ここからリフトに沿って登ると比羅夫スキー場からの道とぶつかるが、ここの標識は不完全で鏡沼と山頂の2方向の標識で、下りには鏡沼へ行くつもりが、比羅夫スキー場方面へ迷いそうである。

  
( ダケカンバの巨木 )     ( リフト下・・リフト降り場が見える )

 いよいよ急な登り。道はリフト降り場まで登らず、斜面をトラバースするように頂上へ向かう。見通しは悪い。やっと稜線にでる。羊蹄山が聳える。リフト降り場はかなり下に見える。

  
( 斜面をトラバースする道 )     (ついに見えた羊蹄山)

 ハイマツの道を山頂へ向かう。はるか下には鏡沼。

  
( 山頂を見る )     (登ってきた鏡沼)

 ついに山頂。羊蹄山の姿に見とれる。羊蹄山はニセコから見る姿が最も美しい。沢山の登山客がいる。


( ニセコアンヌプリ山頂から見る優雅な羊蹄山)


  
( 山頂での記念写真 )

 ゆっくり景色を眺めながら昼食をとる。正面は羊蹄、背後はニセコ山系と岩内町と日本海。山の斜面はうっすらと色づいている。

  
(     南峰    )     ( 五色温泉への下り)

 下山。下山路は五色温泉コースをとる。イワオヌプリが堂々と聳える。

 
( イワオヌプリを見ながら下山 )

 このコースは道幅も広く、見晴らしも良く、快適だ。1時間で五色温泉登山口に到着。車は鏡沼入り口においてあるので、舗装道路を歩いて車をとりに向かう。道は下り、イワオヌプリ、ニセコアンヌプリ、ワイスホルンを見ながらぶらぶらと歩く。1時間近くかかった。

  
( 五色温泉登山口 )        ( 正面にワイスホルン )


感想 : 紅葉の時期には間があるが、ニセコの隠れた名所「鏡沼」に行ってみた。鏡沼は鏡のように美しかった。しかし、ニセコアンヌプリの登山コースは見晴らしが悪く、時間もかかり快適ではなかった。標識も不完全で、下りは注意しないとコースを間違いそうである。今回、鏡沼から山頂までは誰一人とも会わなかった。
 ニセコアンヌプリ山頂は混んでいた。山頂からの景色は最高。とくに羊蹄山の姿は蝦夷富士の名にふさわしい。車道の1時間はちょっとつまらなかったが、五色温泉へ下ったのは正解だったと思う。