阿蘇 中岳(1506m)・高岳(1592m)


  仙酔峡ー中岳ー高岳−仙酔峡  

 


平成20年 5月4日(晴れ)  山本公雄・洋子
 仙酔峡駐車場(9:20)ー(仙酔峡ロープウエイ)ー(9:30)終点ー(9:45)火口東展望台−(10:20)中岳
ー(10:50)高岳(11:00)ー(11:10)分岐ー(仙酔尾根)− (13:10)仙酔峡駐車場  行動時間 3:50

 5月3日午後の便で千歳発。阿蘇・由布登山に向かう。夜、阿蘇ふもとのホテルに到着。5月4日朝、仙酔峡ロープウエイ駐車場に到着。天候は晴れ。



( 阿蘇概念図 )

 10分ほどのの時間でロープウエイ終点。そこからは舗装された展望台への道がつづいている。道端には噴火の際の避難壕が数カ所に設置されている。展望台につく。火口が目前に見える。

  
( 展望台への道)     (火口東展望台)

 カルデラ火山の阿蘇は実に広々としている。火口からの噴煙の量は少ない感じ。

 
( 中岳火口)    

 展望台から先は一般の登山道。正面の中岳が堂々と聳えている。 

 
(中岳への登り)  

 一般の観光客と別れて登山らしくなる。道はよく整備されている。まもなく山頂到着。中岳の山頂は展望がすばらしい。砂千里方面の登山道が見える。

  
( 中岳山頂 )         (砂千里方面の尾根)

 阿蘇の展望を楽しみ、高岳へ向かう。30分ほどで山頂到着。

  
( 高岳を望む)        ( 高岳山頂、記念写真 )

 高岳は阿蘇の最高峰。右下にロープウエイ駅が見える。登ってきた道をたどる。結構登ってきたな・・・。ちょっぴり感激!

 
( 高岳山頂から登ってきた道を振り返る・・・右下にロープウエイ駅が見える)

 少し休んで、出発。分岐を見逃しそうになる。道標のところからずいぶん急な下りだ。堅い溶岩の固まった道。急ででこぼこして歩きづらい。

   
( 仙酔尾根の分岐 )      ( 急斜面を下る )

 右手にクライミングで有名な鷲ヶ峰の岩峰が見えてくる。今回の登山の目的のひとつが、50年前の遭難事故を歌った『鷲ヶ峰哀歌』 の舞台であるこの岩峰を見たいと思っていたからだ。

 
( 鋭い鷲ヶ峰の岩峰)   

 まだミヤマキリシマの花の時期には早い。最盛期はあと2週間後ぐらいという。それでも、早咲きに花が私たちを迎えてくれた。 最盛期はミヤマキリシマに染まった鷲ヶ峰を見るために大変混み合うという。

 
(登山道のミヤマキリシマ)      ( 早咲きのミヤマキリシマ )

感想 :    はじめての阿蘇。阿蘇の魅力は草千里に代表される、広々としたカルデラかもしれない。今回選んだ、コースでは阿蘇火山の広さとともに険しさも感じることが出来た。何時か機会があったなら、華やかなミヤマキリシマに彩られた鋭い鷲ヶ峰をみたいものだ。
 仙酔尾根は現地の人たちには馬鹿尾根とも称されているという。通常、山仲間のいう馬鹿尾根はだらだらと長い尾根を言うが、この尾根は大変急である。体調も膝の調子も悪く、80分で下る予定が120分もかかってしまった。この道の下りは雨の日はやめた方がよさそう。ここを登るひとも沢山いた。この尾根を登る人はきっと、ロープウエイを使わず一周するのだろう。ロープウエイの下の道はなだらかな歩きやすい道のようだから。