ユニ石狩岳(1745m)


  ポンユニイシカリ沢登山口ーユニ石狩岳  


平成21年 8月30日(曇り)  山本公雄・洋子

 登山口(7:30)―(8:00)鳴兎園―(8:15)(大崩れ)―(8:50)十石峠―(9:40)山頂(10:05)―
―(10:30)十石峠―(11:05)(大崩れ)―(11:25)鳴兎園 ― (11:50)登山口 
  登り 2:10  下り 1:45 行動時間 4:20

 天気予報は晴れ・曇り。晴れることを期待して出発。層雲峡、大雪湖を過ぎ、糠平方面に向かう。高原温泉の別れ道を越え、少しいくと三国橋の所に標識があり、林道に入る。まもなくゲート。前もって上川中部森林管理署(Tel 01658−2−2001)で聞いておいた番号で開けて入る。道はそれほど悪くない。登山口に着く。すでに5台ほど車が駐車している。

   
( 登山口 駐車場)       (案内図)

 準備をして出発。すぐ、1回目の丸木橋。2回目の橋は1回目と同じような丸木橋もあったが、少し上流にある太い倒木を利用するように 新しい道が出来ていた。太い倒木は渡りやすい。

   
( 標識と最初の丸木橋)       (2回目の橋は倒木で出来ている)

 30分ほどで 鳴兎園に着く。ここにはナキウサギがいるようであるが、今日は声も姿も見えない。なかなか、苔におおわれた、日本庭園のようなムードのあるところだ。

   
( 鳴兎園)

 岩の大崩れ、小崩れを過ぎると左手にユニ石狩の山頂が見えてきた。十石峠の直下から左手に近道をとおり最後の登り。振り返るとニペソツが見えてくる。

   
( ユニ石狩の山頂が見えてくる)      ( 振り返るとニペソツ、ウペペサンケ )

 すでにウラシマツツジの紅葉がはじまっている。ふと見ると、こんな時期に遅咲きのコマクサがあった。

    
( ウラシマツツジの紅葉 )    ( 遅咲きのコマクサ)   

 50分ほどで山頂に着く。実に雄大な眺めだ。表大雪と高根が原の稜線。北ア・槍ヶ岳の穂先にそっくりな鋭い二ペソツ。そして目前に音更と石狩岳の稜線。この山が石狩川の源。


( おもて大雪の遠望)


( 平坦なウペペサンケの山頂と槍ヶ岳のような二ペソツ、下に十石峠)


( 石狩岳ー音更山の稜線)

 青空ではないが、山々ははっきり見える。しばらく、雄大な景色に見とれる。・・・ウペペサンケの山頂は登ったときも平らな山頂が長かった。ニペソツは槍の穂先とそっくりだ。石狩岳は若いとき登っただけで最近は登っていないな・・・。心残りだったが、記念写真を撮って下山。下山時には十石峠まで行ってもう一度ユニ石狩の山頂を見上げた。

   
( 石狩岳をバックに記念撮影)      ( 十石峠から見るユニ石狩の山頂 )



感想 :    東大雪・石狩連峰の端に位置するこの山はなかなか雄大な眺めを楽しめる。東大雪の山の展望台だ。なかなかいい山だ。林道も整備され、登山道もわかりやすく、迷う心配はない。今回は下りに十石峠に寄ったが、やはり、登りのとき、十石峠まで登って休んだほうが感動するはず。次回はがんばろう!