樽前山(東山) 1022m


7合目ー東山ー932m峰分岐ー7合目


平成22年 8月7日(日) 曇り  山本公雄・洋子
 7合目(7:10)---(7:56)外輪山分岐---(8:04)東山山頂---(8:40)932峰分岐(11:55)---(9:40)7合目登山口
登り:54分 下り:1時間36分 全行程2時間30分

   猛暑が続いているが、今日の天気予報は雨。山は行けないと思っていたが、早朝起きるとまだ晴れ。天気の悪化する前に登ってしまおうと、あわてて樽前山へ出発。7合目のヒュッテ前のは10台位もう駐車している。

 
( 登山口にある樽前山概念図 )

 空は曇り。7合目から登り始めるとすぐ見通しが開ける。右手は山頂の斜面、背後には支笏湖が見える。
 
( 右手は山頂の斜面、背後に支笏湖 )     

 「花の百名山」で樽前山の花としてとりあげられているウラジロタデはいたるところに咲いている。それほど美しい花ではないが、雄花と雌花があり、赤色が雌花という。


( ウラジロタデ・・・赤っぽいのは雌花? )     

 樽前山は火山灰の山。高山植物は多くない。イワギキョウを見つける。よくこんな火山の環境で育つもんだと感激する。

 
( イワギキョウ ) 

 樽前山の名前がついている「タルマイソウ」は「イワブクロ」のこと。登山道のまわりにたくさんの株があるがすでに花は終わっている。わずかに咲いている花を見つける。たくさんある「タマノキ」はやや黄色味を帯びている。今回も「ネジバナ」が咲いていた。

     
( イワブクロ=タルマイソウ )         ( シラタマノキ )
     
( ネジバナ )         ( ヤマハハコ )

 外輪山へ向かう・・・東山と西山の分岐。ガスの中に樽前山神社奥宮方面が見える。

   
( 外輪山へ向かう )        ( 東山と西山の分岐 )
   
( ガスの中に樽前山神社奥宮 )         ( 東山山頂は近い )

 東山の山頂に着く。山頂からは何も見えない。溶岩ドームもガスの中。風が強く、寒いくらい。暑い下界はうそのよう。


( 東山山頂 )

 下山のコースは風不死岳の登山道にする。ガスの中932m峰方面へ下る。気持のよい稜線。天気が良ければ最高なのだが・・・。

 
( 932m峰方面へ下る・・・ 風不死岳は雲の中 ) 

 わずかに溶岩ドームの下部が少し姿を出した。932m峰の分岐。ここから右手に下る。

     
( わずかに見える溶岩ドーム )         ( 932m峰分岐 )

 この道は快適だ。正面に支笏湖、右手に樽前山の斜面を見ながらゆっくり下る。エゾゼミの声がうるさいくらいまわりに響いていた。

 
( 正面に支笏湖・・・気持ちの良い下り ) 

 
( 樽前山の斜面・・・模様が美しい ) 


  感想:
 樽前山はいろいろのコースで楽しめる。今回のコースは実に快適だった。タルマイソウ(イワブクロ)やイソツツジの頃にまた来よう。