No.35:「山乃大尉」(山ノ大尉)〜"山の大尉"[1分15秒]
[編曲:山本公雄/演奏:Ham山本と楽団Sausage]

山 の 大 尉

悲しい詩であるが、曲は元気でどのように演奏したらいいのか困りました。
ホルンとギターとベースという変な組み合わせで作ってしまいました。  

「山の大尉は傷ついた」で始まるこの歌はイタリア民謡とのことです。
  「体を五つに切って、第一は皇帝へ、第二は連隊に、第三はわが母へ、 第四は恋人へ、最後の切れは山々へ」と、歌っています。
 わが日本では遺骨を分骨することがありますが、キリスト教圏にも似たような 風習があるにでしょうか。ご存知のかたは教えてください。
 ところで、死んだら、遺灰のほんの少しだけでいいけれど、山のお花畑にまいてほしい と思っているのは僕だけでしょうか?



        山の大尉
                     原曲 イタリア民謡
                     訳詞 三沼太郎(J)


   1 山の大尉は傷ついた
   部下の山岳兵達に
   もう一度 ここで逢いたいと
   息絶え絶えに ことづけた

 2 山岳兵は ことづけた
   靴が無いので 歩けない
   「靴を履いても 履かんでも
   山岳兵に逢いたい」と

 3 陽はさし昇る 山の朝
   山岳兵は訪れた
   「大尉殿 何の命令です
   われ等はここに着きました」


 4 「私の体を五つに
   切ることを命じます
   第一の切れは 皇帝へ
   部下の兵士の 記念にと」

 5 「第二の切れは 連隊に
   大尉であった 記念にと
   第三の切れは わが母に
   息子の兵の 思い出に」

 6 「第四の切れは 恋人へ
   わが初恋の 思い出に
   最後の切れは 山々へ
   バラで山を 覆うため」