No.39:「灯火乙女」(灯火ノ乙女)〜"ともしび"[1分30秒]
[編曲:山本公雄/演奏:Ham山本と楽団Sausage](2002.1.20)

と も し び

♪夜霧の彼方へ・・・♪で始まる有名なロシア民謡であるが、 最近、聴かれなくなった。戦場に行く恋人をおもう乙女の歌である。


 中学校2年のとき、学校にマンドリン・オーケストラができる ことになった。総勢30人程度、早速、いれてもらったが、与えられた楽器はマンドラという 大きいマンドリン。低音部の伴奏ばかりで、ちっともおもしろくない。 ギターや、マンドリンを弾いている部員を横目にみながら、羨ましく思っていた。 ただ、演奏を聴く余裕はあったように思う。
 このオーケストラの得意な曲が「ともしび」でした。 演奏会では、トップをきって、まず、カッコウよくこの曲から始まりました。 当時の楽譜はもうないし、曲の感じもかなり忘れてしまいましたが、ただ、 イントロはこのようであったと思います。
 そんなわけで、マンドリン・オーケストラ風につくってみました。 残念ながら、今回、、なかなかうまくつくれないので、 コーラスで変化をつけたら、全く別な感じになってしまいました。 きっと、昔の部員の方が聴いたら、怒るでしょう。



        と も し び
                     原曲 ロシア民謡
                     訳詞 楽団カチューシャ


 1 夜霧のかなたへ 別れを告げ
   雄々しきますらお 出でてゆく
   窓辺にまたたく 灯に
   つきせぬ乙女の 愛のかげ

 2 戦いに結ぶ 誓いの友
   されど忘れえぬ 心のまち
   思い出の姿 今も胸に
   いとしの乙女よ 祖国の灯よ

 3 やさしき乙女の 清き思い
   海山はるかに へだつとも
   二つの心に 赤くもゆる
   こがねの灯 とわに消えず

 4 変わらぬ誓いを 胸にひめて
   祖国の灯(ひ)のため 戦わん
   若きますらおの 赤くもゆる
   こがねの灯(ともしび) とわに消えず