No.68:「日高哀歌」(日高哀歌)〜"日高哀歌"[1分40秒]
[編曲:山本公雄/演奏:Ham山本と楽団Sausage](2002.8.21)(楽譜)

日高哀歌


どうしても忘れられない日高の北大・澤田パーティの遭難事故。
悲しい思いをこめて、鎮魂歌を作りました。
若者達が今でも山を愛していると信じて、「愛する」と表現しました。

この遭難については、『山の随想』の「雪の遺書」に掲載しています。
*「雪の遺書」をみる*


           日 高 哀 歌
                         作詞・作曲 山本公雄
                         

   1   山に再び 花が咲く
       山を愛する 若人の
       眠る谷間に 沢の音
       日高の山に 春が来る

   2   固き冷たき 雪壁(ゆきかべ)に
       山を愛する 若人は
       生きる望みを 阻(はば)まれて
       日高の山で 力尽く

   3   山の定めと 人はいう
       山を愛する 若人の
       なぜに奪うか その命
       日高の山の 悲しさよ

   4   山に静かに 雪が降る
       山を愛する 若人の
       清き想いを 白く染め
       日高の山に 冬が来る