演奏
歌声
この歌はイタリア民謡とのことです。歴史ではイタリアアルプスに山岳兵は実在していたとのこと。
悲しい詩で「大尉の遺言」ともいう。曲は一見元気そうに演奏していますが、ゆっくり歌うとしみじみとした情緒が出で来る曲です。 「体を五つに切って、第一は皇帝へ、第二は連隊に、第三はわが母へ、 第四は恋人へ、最後は山々へ」と、歌っています。 わが日本では遺骨を分骨することがありますが、キリスト教圏にも似たような 風習があるにでしょうか? ところで、死んだら、遺灰のほんの少しだけでいいけれど、山のお花畑にまいてほしい と思っているのは僕だけでしょうか? |
山の大尉 原曲 イタリア民謡 訳詞 牧野 文子 | |
1 山の大尉は傷ついた 部下の山岳兵達に もう一度 ここで逢いたいと 息絶え絶えに ことづけた 2 山岳兵は ことづけた 靴が無いので 歩けない 「靴を履いても 履かんでも 山岳兵に逢いたい」と 3 陽はさし昇る 山の朝 山岳兵は訪れた 「大尉殿 何の命令です われ等はここに着きました」 |
4 「私の体を五つに 切ることを命じます はじめのそれは 皇帝へ 部下の兵士の 記念にと」 5 「ふたつめのそれは 連隊に 大尉であった 記念にと 第三のそれは わが母に 息子の兵の 思い出に」 6 「第四のそれは 愛人へ わが初恋の 思い出に 最後のそれは 山々へ バラで山を 覆うため」 |