昭和28年8月11日、阿蘇仙酔峡・鷲ヶ峰北壁で福岡県立明善高等学校山岳部の1名の若きクライマーが亡くなった。 この曲は当時、山岳部を指導していた傍示暁了(カタミ アキラ)先生が作られた鎮魂歌です。 明善高校山岳部はその後50年近くも慰霊祭を行ってきたとのこで、心打たれます。 なお、この曲の演奏・編曲は御厚意により五善会の(旧)HP「山岳部阿蘇仙酔峡遭難50回忌特集」のMIDIより転載・変換させていただきました。 |
鷲ヶ峰哀歌 傍示 暁了 作詞・作曲 | |
1.山すそかすむ大阿蘇の 黄煙(こうえん)湧きて雲誘う 赤き岩はだ霧にぬれ むせぶか今日も鷲ヶ峰 2.清き流れの仙酔の 水の面に名残り留め ザイルを肩に出で立ちし 雄しき姿、今いずこ 3.死なば山でとかねてより 秘めし想いは変わらねど あわれ北壁紅に染め 霧の谷間に消え行きぬ 4.煙は舞いて空に消え 御霊は逝いて地に眠る 呼べど答えず赤ガリに こだまも悲し鷲ヶ峰 阿蘇仙酔峡・鷲ヶ峰(H20.5.4) |