No.36: "しゃれこうべと大砲" 編曲:山本公雄 

 演奏 
 歌声 

        

しゃれこうべと大砲

 野ざらしのしゃれこうべが大砲の上で恨みをつぶやくという怪奇的な曲ですが、 途中に入る「ラ・ラ・ラ」で曲全体が明るいイメージに変わっています。
心を打つ印象的な歌詞と覚え易い旋律のため、一度聞いたら忘れられない曲です。 ギターを中心として、ゆっくり静かに演奏してみました。


       しゃれこうべと大砲

            原曲:シシリー島民謡
            訳詞:東大音感合唱研究会/戸井昌道
                    

 1 大砲の上に しゃれこうべが
   うつろな目を ひらいていた
   しゃれこうべが ラララ言うことにゃ
   鐘の音も 聞かずに死んだ

 2 雨にうたれ 風にさらされて
   空のはてを にらんでいた
   しゃれこうべが ラララ言うことにゃ
   おふくろにも 会わずに死んだ

 3 春が来ても 夏が過ぎても
   誰も花を たむけてくれぬ
   しゃれこうべが ラララ言うことにゃ
   人の愛も 知らずに死んだ