No.09:"いつかある日" 編曲:山本公雄 

 演奏 
 歌声 

いつかある日

山で死ぬ事を覚悟しているような歌詞ですが、若気のいたりで それが格好いい、と思った時代もありました(苦笑)。実際、作詞者のロジェ・デュプラはヒマラヤで消息を絶ち、この詩が遺作となったという。

「いつかある日」には南郷作曲とこの西前作曲の二つの曲があり、どちらも有名です。 どちらもYouTubeで聴くことができます。どちらもいい曲です。ぜひ、聴き比べて下さい。
このページは、西前作曲の曲ですが、この曲にも後半の部分はいくつかの歌い方、楽譜の違いがあります。 ある楽譜では4分の3から4分の4に途中で変えたり、他の楽譜では4分の3ののままで長め小節を入れたり しています。ここでは4分の3リズムのまま、そのまま自然な歌い方の楽譜を採用しました。  
              

        いつかある日
                  作詞 ロジェ・デュプラ
                  訳詞 深田久弥
                  作曲 西前四郎
 
   1. いつかある日 山で死んだら
      古い山の友よ 伝えてくれ

   2. 母親には 安らかだったと
      男らしく死んだと 父親には

   3. 伝えてくれ いとしい妻に
      俺が帰らなくとも 生きて行けと

   4. 息子たちに 俺の踏跡が
      故郷の岩山に 残っていると

   5. 友よ山に 小さなケルンを
      積んで墓にしてくれ ピッケル立てて

   6. 俺のケルン 美しいフェイスに
      朝の陽が輝く 広いテラス

   7. 友に贈る 俺のハンマー
      ピトンの歌声を 聞かせてくれ