演奏
歌声
アイヌの人々は大雪山を、ヌタプカムイシリ(川、湿原・神・山)、カムイミンタラ(神の遊び場)と
呼んでいました。そんな大雪山の素晴らしい風景の中から、代表的場面を歌います。 裾合平から見る旭岳 |
大雪行進曲 作詞・作曲 山本公雄 | |
1 いつも夢見る山は 北の大雪 遥かつづく縦走路 高根ヶ原の 彼方(かなた)に聳えるあの山は あれはトムラウシ 忠別、五色、化雲(かうん)越えてあの峰へ 2 花咲き乱れる山は 夏の大雪 あたり一面チングルマ 裾合平(すそあいだいら)に 噴煙たなびくあの山は あれは旭岳 北の大地を守る ヌタプカムイシリ 3 原始の面影残る 東大雪 長いのぼりに耐えて やっと前天狗 突然現る岩山は あれはニペソツ 天狗平の上に 鋭く聳え立つ 4 古い歴史を誇る 山は大雪 間宮、松浦、桂月ら 北の先人の 想いをのせた山々は カムイミンタラ お鉢平にたたずんで 蝦夷の夢を見る |
大雪山の代表的風景 1.高根ヶ原のかなたに聳えるトムラウシ山 大雪山の憧れのルートは高根ヶ原を越えー忠別岳ー 五色岳ー化雲(かうん)岳ートムラウシ山への縦走です。 この縦走路の展望は大雪山の広さを象徴するものです 2.裾合平(すそあいだいら)のお花畑と旭岳 裾合平にはいくつかのチングルマの大群落があります。 姿見平から少し入ったところにあるチングルマの群落からは 噴煙の旭岳をみることが出来ます。 3.東大雪の秀峰、二ペソツの雄姿 登山口から長いのぼりで前天狗岳につくと突然、 天狗平の上に鋭い二ペソツの山頂が現れます。 さらに天狗平まで進むと二ペソツの岩峰の全景に圧倒されます 4.お鉢の展望と先人たちの名前をつけた山々 大雪山には、江戸末期から明治・大正にかけて、北海道や 大雪山を探検した人たちの名前をつけた山がたくさんあります。 お鉢平からはお鉢の外輪山の間宮岳(間宮林蔵)、 荒井岳(荒井初一)、松田岳(松田 市太郎)が、 振り返ると黒岳の左側に、桂月岳(大町桂月)が見えます。 大雪山には、そのほかに、松浦岳=緑岳(松浦武四郎)、 小泉岳(小泉秀雄)、永山岳(永山武四郎)などの山があります。 |