銭函・天狗山(536m)


登山口ー銭函・天狗山ー登山口

平成14年 10月20日 快晴 山本公雄・洋子
登山口(9:40)−(10:10)稜線(10:15)−(10:55)山頂(11:10)−(12:17)登山口
登り:1時間15分、下り1時間7分。行動時間:2時間37分
 暑寒別岳、芦別岳の初雪の便りを聞きながら、紅葉を求めて、札幌近郊の銭函・天狗山へ向かう。 この山ははじめて。山といっても500m、岩登りの練習場といったほうがよいかもしれない。 岩登りはしていないので、崖を見にいく感じ。紅葉は、さてどうだろう。
 高速道路の銭函インターチェンジをおり、国道5号線におりる。入り口がわからず、交番で聞く。 銭函インターチェンジから国道へ下る途中の「大倉山学院」の看板から山の方へ入っていくと 登山口があると教えてくれる。通り越してしまった。看板まで戻り、山側へ登っていく。高速道路の アンダーパスをくぐり、込み入った道を上へ行く。 行き止まりになりそうなところで、目立たない 駐車場の案内を見つける。 (写真右上:小さな案内。正面が登山道、左手のグランドに車を止めるよう 書いてある。)  左手に行くと、そんなには広くないグランドがあり、10台程度の車が駐車してある。 (写真右中:グランドの様子。わきのあちこちに車が駐車してある。)
 身支度を整え、交差点まで戻り、登山口に向かう。そこも二股になっていて、左手に赤い布がぶらさがっている。 そこにいた人に「登山道はどっちですかと尋ねる」と、左手の方という。左手を行くとやっと、 ちいさな本当の登山口の標識を見つける。やれやれ、もう安心。 (写真右下:登山口の標識)
 さらに10分ほど行くと、なかなかムードのある札幌山岳会の山小屋「銭天山荘」があった。 (写真左:銭天山荘)ところどころ、やまぶどうの紅葉がめだつ、林の中を 行く。急な登りとなる。のぼりきったところは稜線だが、木に囲まれ見通しはよくない。一休みする。 洋子は調子がよくないという。水分、食料などを補給。さらに進むとロープ場となる。そんなに急では ないが、ロープにつかまると楽だ。なかなか展望が開けない。もう一度急な登りとなる。 上りきりやや平らな道になったところで、山頂直下の絶壁が姿をみせた。 なかなかすごい。紅葉がまぶしい。 ここまで登ってきてよかった。期待以上の眺めだ。足取りも軽くなり、絶壁の裏側の道を通り山頂を 目指す。
(写真下大:山頂直下の断崖)
 まもなく岩の積み重なった山頂。すでに10名ほどの団体が昼食を食べている。 日本海が見え、手稲山、奥手稲山、春香山などの山がなだらかに広がる。  天気も最高。風もない。寒くもなく、ゆっくり山頂の雰囲気を味わう。どんどん登山者が登ってくる。
 昼食後、下山。大きな声が聞こえ、絶壁を見ると、岩登りのパーティがザイルを垂らしている。 岩はしっかりしているようで、快適なようだ。「あんな危険を冒さなくてもいいのに。」洋子の弁。 「でも、楽しそうだよ。」筆者の弁。そんな話をしながら最後の紅葉を見ながら下った。 (写真下:左から山頂の標識、石狩湾、奥手稲・春香山遠望)



アドバイス:銭函天狗山は登る山としては そんなに魅力はないが、今回ちょうど最高の時期、断崖の紅葉に満足した。登山者は多かった。 総勢30人以上であろう。夫婦登山者も多かった。僕としては楽々登山ではあったが、 低いわりにけっこうつらいと話していたパーティもいた。展望としては崖が魅力。 他の山や海もいいが、方角の関係で午後は逆光となるので、朝がよさそう。
 温泉は少し小樽方面に向かうと、朝里川温泉があり、小樽で海の幸を味わうことも出来るので、 登山後の楽しみも予定にいれるといいと思う。