菅野温泉ーウペペサンケ山ー菅野温泉 |
平成10年8月1日 −2日 曇り時々晴れ 山本公雄・樋田文太郎
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然別峡野営場(7:50)===林道車止(8:05)ーーー(8:15)菅野温泉登山口(8:20)
ーーー(10:20)稜線分岐(10:35)ーーー(11:25)糠平富士(11:35)ーーー(12:15)ウペペサンケ本峰(12:35)
ーーー(13:15)糠平富士(13:30)ーーー(14:05)稜線分岐(14:10)ーーー(15:35)登山口ーーー(15:45)林道車止
登り 3:55 下り 3:00 全行程 7:15
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ウペペサンケ山登山。昼過ぎ、 然別湖のそば菅野温泉を目指し出発。
途中、鹿追で、日高日勝の絵を見るため日勝記念館に立ち寄る。
素朴な中の力強いタッチに感動する。夕方、然別峡野営場に到着する。
テント場の入り口のそばにツエルトを張るって、樋田君を待つ。
このツエルトを最後に使ったのは何時だったろう。もう忘れた。
何度も山に持っていったが、たいていは食料や荷物置き場になっていた。
ただ、最初に使った時は覚えている。
日高の幌尻岳の七つ沼カールで、その時も樋田君と一緒だった。
もう20年も前のことだ。山の道具は長持ちする。
ツエルトに荷物を置き、露天風呂に向かう。このテント場には
ユウヤンベツ川の川原に円形の快適な露天風呂がついている。
(写真:露天風呂”鹿の湯”・・・有名だよ)
すでに4ー5人の人が入浴していた。ちょうどいい湯加減だ。
沢を見ながら野趣最高の温泉につかる。樋田君が夜9時頃に着いた。
二人で大きなテントを張る。ウイスキーを飲みながら1年ぶりの積もる話に
夜を忘れる。
朝、車で菅野温泉コースの登山口へ向かう。林道は途中で崖くずれのため
行き止まりとなる。最近の林道は手入れがされていない。少し歩いて登山口に着く。
登山口は砂防提のところにあり目立たない。沢づたいに登る。視界は悪い。
ハイマツ帯となってまもなく糠平コースとの分岐に着く。
あとは山頂まで稜線だ。まわりはガスっていて見晴らしは良くない。
晴れていればニペソツ山や石狩岳などの東大雪の山はもちろん、
表大雪の山々も見えるはずなのに。樋田君の体調は不十分、ゆっくり登山を続ける。
ほぼ平坦な尾根道だが山頂までは長い。
(写真左下:山頂へ続く稜線)
高山植物は多くないがそれでもコマクサを見つけた時はうれしかった。
山頂で昼食をとり下山する。下山途中ガスの切れ目から糠平湖がみえた。
ふもとの菅野温泉は秘湯で有名だ。五つの泉源があるというがそのうちの
3カ所に入る。なかなか趣がある。前から訪れてみたいと思っていたところだった。
ガスのため、快適な稜線の展望は期待は少しはずれたが、その雰囲気は味わえた。
温泉は最高。いつかまた挑戦したいウペペサンケ山だ。快晴のときに。
(写真右下:三国峠から見るウペペサンケ山 H14.6.9)
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アドバイス:ウペペサンケ山は山頂が
長い稜線上であり、東大雪のすばらしい展望が期待される。菅野温泉コース
の林道は後半荒れており、前もって調査が必要。糠平温泉コースのほうが
一般的。この然別峡野営場は温泉は勿論、テント場も快適でまた泊まりたいと
思うほどである。すぐそばには、菅野温泉がある。
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