7合目ー風不死岳分岐ー西山994.6mー東山分岐ー7合目( 左:西山 中央:溶岩ドーム 右:東山 ) | ||
平成18年 8月13日(日) 晴 山本公雄・洋子 | ||
7合目(8:10)---(9:30)風不死岳分岐(9:40)---(10:00)外輪山稜線 ---(10:10)東山・西山分岐---(10:4bT)西山山頂(11:00)---(11:25)樽前神社(11:30) ---(11:50)東山分岐(11:55)---(12:20)7V合目 登り:2時間35分 下り:1時間20分 全行程4時間10分 | ||
樽前山は7合目のヒュッテまで車道がついていて、簡単に登れる山なので、子供づれのハイキングコースとしても 人気がある。簡単な山だが、今でも噴煙を上げ、活火山の様子はなかなか勇壮だ。三重式火山として 天然記念物に指定されている。現在も噴火の危険もあり、右のような注意看板が掲げられている。 もともと、溶岩ドームの上まで登山道がついていて、20歳のころ、すぐ足元から蒸気の吹き上げる道を 最高点の溶岩ドームの上まで登った。もう二度と出来ないだろう。この溶岩ドームのまわりに火山原があり、 外輪山は一周できる。一周するとかなりの行程になる。見晴らしもよく、僕は大好きな山だ。 ( 樽前山概念図 ) 7合目から風不死岳方向の道を行く。この道は右手に風不死岳と支笏湖を望みながら 正面の932mのピークに向かって歩く、広々とした高原の様子がいい。 ( 正面に932mピーク、右手に風不死岳 ) 風不死岳の分岐に着く。樽前山の火山灰の山と違い、風不死岳は緑が多く、熊も生息している といわれといる。 この辺りには以前に来たときはシラタマノキの白い玉が一面に咲いていた。 今回はイワブクロ、ネジバナ、イワブクルが咲いている。 ( 風不死岳の分岐 ) ( タルマイソウ=イワブクロ ) ( ネジバナ ) 分岐から少し進み、左手の外輪山の尾根へ向かう。間もなく稜線に出る。少し東山のほうへ登ると、 西山の分岐に着く。右手へ曲がり西山へ向かう。背後に932mピークと風不死岳が聳える。 溶岩ドームはしだいに大きく姿を現す。途中のシャモナイコースには通行止めの標識が立っていた。 遠くに西山の山頂が見える。 ( 932mピークと右手に風不死岳 ) ( 溶岩ドーム ) (西山を望む) いよいよ、西山の山頂。山頂には観測機の小屋がある。地震計などが据付られているのだろう。 山頂からの眺めはすごい。風不死岳もいい。溶岩ドームもいい。 ( 間もなく西山山頂 ) (山頂から風不死岳を望む) ( 溶岩ドームと外輪山を望む ) このあたりには『花の百名山』の樽前山の花「ウラジロタデ」が独特の趣で咲いていた。 ( ウラジロタデ ) 昼食後、西山をあとにする。夏の雲が湧く外輪山を登山者が行く。 ( 夏雲 ) 樽前神社を過ぎ、やがて東山と7合目の分岐に着く。最後にもう一度西山と溶岩ドームを振り返る。 なだらかな西山と岩の溶岩ドームが対照的だ。 ( 左:西山 中央:溶岩ドーム ) | ||
感想: 今年は7月29日にも樽前山に来た。あいにくの雨で、東山の途中で引き返した。そのときはイワブクロ の最盛期だった。イワブクロは別名をタルマイソウという。樽前山にたくさん咲いているのでついた名前である。 特に、7合目から東山へ向かう登山道の両側にたくさん咲いている。こんな火山灰の土でよく育つものだと 感心する。田中澄江著『花の百名山』では樽前山の花はウラジロタデが選ばれているが、タルマイソウ とも呼ばれるイワブクロを選んで欲しかった。イワブクロは十勝岳の花に選ばれている。 ( イワブクロ=タルマイソウ 7月29日撮影 ) |