暑寒別岳(ショカンベツダケ)1491m


暑寒荘ー暑寒別岳ー暑寒荘

平成13年7月15日 曇り 山本公雄・洋子
暑寒荘(7:30)―(9:30)滝見台(9:35)―(11:00)扇風岩(11:10)― (12:15)山頂(12:45)―(15:30)暑寒荘  登り 4:45 下り 2:45 
 雨竜沼湿原まではいったことはあるが、まだ、暑寒別岳には登ったことはない。 北大の山岳部部歌「山の四季」にも歌われている山だ.
 早朝札幌を出発、車で石狩から日本海岸を増毛にはいる。 箸別コースを登る予定であったが、国道からの入り口がわからず、 標識のはっきりしていた暑寒荘コースに変更する。 登山口にある暑寒荘は立派な山小屋だ。単調な尾根道を黙々と登る。 道は広く、良く整備されている。視界はあまり良くない。 蚊が多く、少し休むと、うるさい。雨竜沼湿原では多いのも仕方ないが、 反対側でこんなに蚊に苦しめられるとは。滝見台から、西暑寒別岳の尾根が 正面に見え、滝も見えるが、遠くて迫力はない。 扇風岩まで来ると山のムードがでてくる。いったん下がりいよいよ急登だ。 そこを登れば山頂部だろう。 (写真上:扇風岩から山頂部を見る) 延々と長いロープが続く。かなり疲れる。やっと登りきると広々とした 平らなハイマツ帯のお花畑。イワキキョウの青とエゾツツジの赤のコントラストが うつくしい(写真下:お花畑)。 やっと、快適な登山となる。花を楽しみながら、ハイマツに囲まれ、 岩の積み重なった山頂に着く。山頂から、増毛山地の山がなかなか見事。 (写真中:山頂から群別岳(右)と尾白利加岳) なだらかな南暑寒別岳と、その下に雨竜沼湿原がガスの中に遠望できる。 たぶん、いま、湿原はエゾカンゾウとワタスゲが、 きれいに咲いていることだろう。かなり遠い。 この山のよさは行程は長いが、湿原から登ってきて始めてわかるのかもしれない。 しばし、山頂からの展望を楽しんだあと、一気に下山する。
アドバイス:体力のある人は雨龍沼と 増毛間の縦走に挑戦しよう。暑寒荘コースは尾根ではあるが、 下の方は樹林帯で見通しは良くない。 増毛側の山頂部が広々としたお花畑。なお、蚊の対策が必要である。