白樺山(923m)ーシャクナゲ沼


  新見峠 登山口 ー 白樺山ーシャクナゲ沼




平成22年 6月13日(晴れ)  山本公雄・洋子

 登山口(7:40)―(8:20)稜線―(8:50)白樺山―(10:30)沼手前ピーク
―(10:45)シャクナゲ沼―(12:30)白樺山― (13:30)登山口 
登り 3:05  下り 2:45

 天気は快晴。羊蹄山のふもとを通り。ニセコへ向かう。今の時期は白樺山のお花畑がきれいなはず。出来ればシャクナゲ岳を目指そう。

 
( 今日は羊蹄山が美しい )

 新見峠から少し新見温泉に下った所に駐車場があり、 山菜採りの車がたくさん駐車している。そこから目国内岳と白樺山の登山口が向かい合っている。登り始めて、まもなく雪が残っている。今年は雪解けが遅い。

 
(登山口から少し登るとまだ雪が残っている )

 根曲がり竹の道が続く。まもなく見晴らしが良くなる。目国内岳の雪渓が輝いている。


(  目国内岳が堂々と聳え、雪渓がまぶしい )
 
 稜線に出る。正面にシャクナゲ岳、白樺山のピークは近い。 
 
  
( 左に白樺山ーーー正面にシャクナゲ岳 )    

 白樺山の山頂直下はお花畑。ミヤマアズマキク、ミヤマオダマキ、チシマフウロ、ハアクサンチドリ。今年もいろいろな花が美しい。シロバナハクサンチドリも一本咲いていた。
 
  
( お花畑とシャクナゲ岳 )    


  
(  ハクサンチドリと1本だけあった白花ハクサンチドリ ) 

 下山中、登山口から少し登ったところにある阿弥陀堂に立ち寄る。なかなか静かなたたずまいで心が和む。

 
   (ミヤマオダマキ と ミヤマアズマギク )

 白樺山の山頂に着く。目国内岳、これから向かうシャクナゲ岳が堂々と聳えている。

 
   (白樺山の山頂・・・目国内岳が見える )




( 目指すシャクナゲ岳は遠い) 

 白樺山からは下り。根曲がり竹の道が続く。シラネアオイがたくさん咲いている。途中竹の子も見つける。タカネザクラも満開。エゾヤシオツツジのピンクの花は可憐。

  
(  シラネアオイがたくさん咲いている  ツバメオモトもかわいい )


  
(  タカネザクラとエゾヤシオツツジ )

 ハイマツ帯となり、再び視界が開け、シャクナゲ岳が姿を現した。ふもとにシャクナゲ沼が見える。夫婦の登山者が戻ってくる。聞くと「沼の水が溢て渡れない。若い男のひとは藪こぎで山頂をめざした。」と教えてくれる。心配していたが、今年もダメなようだ。行ける所まで行こう。



( シャクナゲ岳とシャクナゲ沼) 

 沼への下りは岩がごろごろして歩きずらい。沼に着くと、道は水の下。山頂へ行くには、左側の竹藪に入らねばならない。

 

( 沼への下りは岩の道。やがて登山道は水の下となる) 

 あきらめて引き返す。眼下に歩いてきた尾根道が続く。奥に目国内岳、岩内岳。雄大な景色を眺めながら、ゆっくり下った。



( 右眼下に歩いてきた尾根道と白樺山。奥に目国内岳、岩内岳) 


  感想 :  1時間で訪れることのできるお花畑。 そして雄大な景色。にぎやかなニセコの奥の隠れた名山が白樺山である。今年も美しい花に感動。そして根曲がり竹の竹の子も採れた。これも楽しみです。残念ながらシャクナゲ岳には登れなかった。出来ればう回路があればいいのですが。