富良野・三峰山 1866m


十勝岳温泉 ー 上富良野岳 ー三峰山  ー 十勝岳温泉

平成17年 7月24日 晴のち曇り  山本公雄・洋子
十勝岳温泉登山口(8:00)ー(9:00)カミホロ分岐(9:05)ー(10:20)上富良野岳山頂(10:40)ー (11:30)三峰山(11:40)ー(12:35)富良野岳分岐(12:40)ー(14:30)登山口
  登り 3:30 下り2:50 全行程6時間30分

 天気は曇り。日中一時晴れの予報に期待して、昨年も計画してガスで上ホロカメットク山往復に終わった富良野・三峰山へ向かう。 登山口の十勝岳温泉は曇り。予報を期待して登山開始。相変わらず登山者は多い。何度も歩いた道だ。
  
(安政火口)      (トラバースの道から振り返る三段山)
上ホロカメットク山への分岐にはまだ雪渓が残っている。標識はわかりづらいが知っている道なので迷うことはない。 ここからはやや急な登りだが、よく整備されているので登りやすい。天気の良い日には富良野岳がよく見えるが今日は雲の中。 稜線が近づくにつれて少し青空が見えてくる。もしかしたら晴れるかもしれない。期待が膨らむ。
  
(雲の切れ目に富良野岳方面)      (少し青空が見えてくる)

D尾根の稜線にでる。万歳! 十勝岳の雄姿が見える。

 
(姿をあらわした十勝岳)

 疲れが吹っ飛ぶ。主稜線に近づくにつれ、まわりはお花畑。


 
(チングルマ・ツガザクラの花畑) 

 主稜線に着く。そこが上富良野岳山頂。十勝岳をバックに上ホロカメットク山が荒々しい。

 
(上ホロカメットク山とバックの十勝岳)


 雄大な景色に見とれていると、どんどんガスが上がってくる。十勝岳は消えてしまう。 「また晴れるさ。」と期待しつつ、三峰山を目指し出発。崖の稜線の登山道を行く。


 

(上ホロカメットク山。十勝岳はガスの中)      (稜線の道)

 展望はきかないけれど、お花畑が散在し、花がきれいだ。

 
(エゾツツジの群生 稜線のお花畑 )

 アップ・ダウンを何度か繰り返すうちに三峰山頂に着く。三つのピークがあるから 三峰との名前がついている。相変わらずガスの中。
 
(三峰山頂)

 さらに進むと一面のチングルマのお花畑が広がった。ガスの中であるがすばらしい。

 
(お花畑)

 お花畑を過ぎ、10分ほどで分岐に到着。今回は富良野岳は登らず、少し休んで下山する。


 

今回の登山で美しかった花


(ミヤマリンドウ)

(イワヒゲ)

(エゾノツガザクラ)

(アオノツガザクラ)

(イワキキョウ)

(ヨツバシオガマ)

(メアカンキンバイ)

(エゾッツジ)

(エゾコザクラ)

(イワブクロ)

(キバナシャクナゲ)

(トカチフウロ)

 

*感想*
 富良野岳は花の百名山にも選ばれているが、花が美しいところは分岐からの登りの斜面である。 それ以上に楽しめるのが富良野岳ー上ホロカメットク山の稜線である。その中心が三峰山。前に富良野岳から 縦走したが、その時の快適さが忘れられず、今回逆コースをたどった。 今回、ガスのなかにもかかわらず、十二分に楽しめた。機会があればまた登りたいと思う。