十勝岳温泉ー三段山ー十勝岳温泉 |
平成13年8月19日(日) 晴れ 山本公雄・洋子
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十勝岳温泉登山口(9:05)−三段山分岐(9:20)ー稜線(10:00)−(10:50)
三段山山頂(11:20)―(12:25)登山口
登り1:45 下り1:05
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天候は良い。十勝連峰・三段山に登ることとする。
主稜線から離れ、簡単な山だが、安政噴火口に接し荒々しい十勝の姿を
見ることが出きるはずである。前に残雪期に来たが、雪が多く、断念したことがある。
十勝岳温泉の登山口の駐車場は満車であったが、なんとか片隅に止める。
背の高いハイマツの広い道を歩き始めて、15分で安政火口と三段山の分岐に着く。
分岐を左折するとすぐ、小さな沼だ。オニヤンマが一匹沼の円周をとんでいる。
ここから崖尾根稜線までは急な歩きづらい道だった。
稜線からは背の低いハイマツ帯の中に、ゆるやかな登りが続く。右側は崖だ。
(写真上:崖尾根の登山道から山頂を望む)
背後の富良野岳が美しい。高山植物のは少ないが、所々にイワブクロが咲き、
エゾオヤマノリンドウの紫とコケモモの赤い実がなぐさめてくれる。
山頂に着く。なだらかな曲線の十勝岳のシルエットと
噴火でえぐりとられた西斜面の荒々しさが実にいい。
(写真中:十勝岳遠望)
上ホロカメットク山も迫力がある。眼下に大砲岩を通り、
上ホロカメットク山へのルートが見えるが、かなり危険そうな道だ。
(写真下:上ホロカメットク山の絶壁)
山頂にはもうたくさんのトンボが舞う。時々、湧き上がるガスに全く
視界が消える。いつまで見ていても飽きない。去りがたい気持ちで下山する。
下山後、登山口直下にある新築された国民宿舎カミホロ荘の温泉で
十勝連峰の勇姿を思い浮かべながら汗を流す。
露天風呂から見える枯れたアカエゾマツの巨木も風情があった。
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アドバイス:十勝連峰の富良野岳ー
上ホロカメットク山ー十勝岳の展望台として、このコースは簡単で
眺めもよく最高である。崖尾根は一方はその名のとおり崖なので、
風の強いとき、や天候の悪いときは注意しよう。
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