雄阿寒岳 1370.5m


登山口ー雄阿寒岳ー登山口

平成17年 7月2日(土) 曇り  山本公雄・洋子
   登山口(9:30)ーーー(11:40)4合目ーーー(12:20)5合目(12:30)ーーー(13:30)山頂(14:00) ーーー(14:50)5合目(14:55)ーーー(16:40)登山口  登り:4時間 下り:2時間40分 全行程7時間10分

 天候は曇り。ときに小雨がまじる。回復もあまり期待出来ない。しかしせっかく来た阿寒、 登らなくては。登山口は阿寒湖から流れ出る阿寒川の河口のところだ。原生林の林がつづく。 太郎湖、次郎湖は静まりかえっている。

   
(概念図)           (登山口の標識)

 登山道は暗い。ゴゼンタチバナ、マイズルソウがひっそりと咲く。ゴゼンタチバナの花は6枚葉 に咲き4枚葉の株には花はないという。確かにそうだ。マイズルソウは葉が鶴が舞っているよう ように見えることからついた名というが・・・。

 
     (左:ゴゼンタチバナ 6枚葉に花、4枚葉に花なし  右:マイズルソウ)  

 4合目に着く。これから5合目までが正念場。ゆっくり登る。5合目に着く。8割登ったとの 標識?・・・変な標識。

 
     (4合目で半分以上)       (5合目で8割?)        

 あたりはハイマツ帯。ガスが切れて青い空が顔を出してきた。 信じられないが晴れてくるようだ。5合目からは高山のムード。 足取りも軽くなる。8合目からは山頂がみえる。下界は雲海の下で見えない。 まわりのイソツツジ、イワウメがきれいだ。
 
  
     (5合目で晴れてきた)       (5合目からは高山のムード)        

 
     (イソツツジ)       (イワウメ)        

 いよいよ、最後の登り。高齢男性の二人パーティが下山してくる。「パンケトーが見えましたよ。」 と言ってくれる。あと一歩。元気が出る。


     (雄阿寒岳山頂を望む)  

 山頂に着く。誰もいない山頂。思わず万歳! 雲海の切れ目からパンケトーが見え隠れする。 ペンケトーは雲の中。ガスのなか登ってよかった。      ゆっくり休んで下山する。

 
     (秘湖、パンケトー)       (山頂で万歳)        

感想:
  登山口には2台の車のみ。天気は良くないけれど、夏の登山シーズンの最盛期 にもかかわらず、少ない。山で会った人は単独行の二人と二人パーティの計4人。 日本百名山の阿寒岳なのに。雌阿寒に負けているよう。阿寒・摩周を 旅行すると雄阿寒がすばらしい。しかし簡単に登れて、変化にも富む雌阿寒の方が 人気がある。日本百名山の深田久弥が登ったのは雄阿寒岳である。 前から登らなくてはと思っていたが、今回やっと実現した。 展望はあきらめて登り始めた。せめて雨が降らないようにと願っていたが、 山頂では晴れた。実に幸運!
 

( 雄阿寒岳 左に雌阿寒が見える )