ニセコ・ニトヌプリ(1083m)


ニセコ岩内線登山口ーニトヌプリー登山口

平成14年 10月14日 快晴 山本公雄・洋子
登山口(12:05)−(12:45)山頂(13:10)−(13:50)登山口
登り:40分、下り40分。行動時間:1時間45分
 例年、この時期、紅葉を見にニセコに訪れているが、今年はもう時期が遅いようだ。 テレビ報道で、最後の紅葉が楽しめるというのを頼りに車を走らせる。札幌から4時間 かかるニセコ。今日はドライブ中心、山は最も簡単なコースとする。ニトヌプリはまだ登ったことはない。 沼めぐりコースなどで、途中で登る山だが、位置を考えると、イワオヌプリがよく見えるはずである。  千歳から支笏湖へ向かう。紅葉がなかなかいい。支笏湖の左手に、樽前山、風不死岳が姿を現し、 なんといっても対岸に聳える恵庭岳が青空に堂々と聳える姿が素晴らしい。 2箇所の道の駅にも寄り道し、秋の味覚を楽しむ。ニセコに入ると所々、もみじの紅葉が見られるが、 やっぱり時期は遅すぎる。山肌のダケカンバの葉もすっかり落ちて白い木肌のみが笹の緑の中に浮き出ている。 ナナカマドも赤い実だけ。これも風情か。空は快晴。(写真左:葉の落ちたダケカンバの白い幹)
 12:00に登山口に到着。ここはチセヌプリの登山口にもなっていて、10台程度の車が止めれる 駐車場がある。チセヌプリはここから直登する。 (写真右上:登山口の駐車場と左手チセヌプイの登山道)ニトヌプリは道路の反対側の斜面をトラバースするように 登っていく。(写真右:ニトヌプリの登山道入口の標識)  登山口を少し登ったところで、5−6人のパーティが昼食を食べている。 沼めぐりの途中かな?道は思ったより悪い。大きな岩がごろごろして、滑りやすい。 背後のチセヌプリを時々振り返りながら登る。 ガイドブックでは30分と書いてあったが40分かかって山頂に着く。 素晴らしい眺めだ。 4回ほど登っているイワオヌプリが実に見事にその全容を現し、その横にニセコアンヌプリが聳えている。 ここは、見晴台としては最高だ。羊蹄山はアンヌプリの陰で見えない。ニセコの山は目国内岳、チセヌプリ、イワオヌプリ、アンヌプリが ほぼ一直線に並んでいてどうも山が重なり全体の展望がいまいちであるが、ここからはイワオヌプリと アンヌプリの配置もまずまず。(写真下:イワオヌプリ(左)とニセコアンヌプリ(右))  反対のチセヌプリもよく見える。チセとはアイヌ語で屋根を意味するというが、 その感じがよくわかる。 (写真左:チセヌプリのゆったりとした山容)二人だけの山頂で、ゆっくり昼食をとる。 やがて、イワオヌプリ側からも、チセヌプリ側からも登山者が到着、山頂は歓声でにぎわう。    にぎやかになったところで、僕達は下山。
下りも登りと同じ40分かかって、駐車場着。帰りは洞爺湖をまわる事とする。 途中、いつものように「牧場のアイスクリーム」に立ち寄る。登山のあとのアイスクリームはおいしいが、 とくにここはうまい。 北湯沢で、きのこどんぶりと食べ、温泉で汗を流して帰宅する。
アドバイス:ニトヌプリは山としては そんなに魅力はないが、展望台としてはニセコの中でも最高級と思う。とくにイワオヌプリがよく見える。 時間がないとき、ちょっと訪れるのに最適である。午後からはイワオヌプリ、ニセコアンヌプリにちょうど 日が当たり、映える。イワオヌプリに登ったことなある人なら感動するはずだ。 今回は紅葉は過ぎてしまったが、紅葉もいいように思う。ただ、道は少し悪い。
 ニセコにはたくさんの名湯があるが、今回はきのこどんぶりを食べるため、時間を考え、 洞爺湖と支笏湖の中間にある北湯沢の温泉にした。この時期は、札幌から中山峠の道は大渋滞なので、 千歳まわりのコースがいい。札幌から、朝8時から夜8時まで、12時間の寄り道しながらのドライブであった。