新見峠登山口ー目国内岳ー新見峠登山口 |
平成11年 6月6日 晴れ 山本公雄・洋子
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新見峠登山口(9:40)ーーー前目国内岳(10:30)ーーー(11:40)目国内岳(12:00)
ーーー前目国内岳(12:50)ーーー(13:40)新見峠登山口
登り2:00 下り1:40 全行程4時間00分
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ニセコ・目国内岳は、ニセコ山系と岩内山系の中間に位置し、
山頂の特異な岩峰が遠くからも望まれる。ニセコ近辺は根曲がり竹の竹の子が
多い。竹の子採りをかねて山行を計画する。天候は快晴に近い。
新見峠から前目国内岳の登りは背の高い根曲がり竹の道である。
しかし、竹の子は見あたらない。残雪が所々に残っているのでこのあたりでは
時期は早いのかもしれない。登山道そばの竹の根本に散在する
カタクリの花が殺風景な景色に彩りをあたえている。
一汗かくと前目国内岳に到着する。眼前に目国内岳がその姿をあらわす。
(写真右上:前目国内岳から目国内岳)
背景に岩内山系の山々を従え、雪渓のスロープの上に岩峰を抱く
目国内岳の雄姿は、青空のもと実に堂々としている。
明るい幅の広い前目国内岳と目国内岳のコルには所々に竹の子があった。
雪渓を登り、
(写真左:雪渓の登り。正面は目国内岳)
快適な稜線の最後は岩石登りだ。
山頂は大きな岩の積み重なりだった。岩をよじ登って、山頂に立つ。
積丹半島から岩内、寿都へと続く日本海の海岸線が浮き上がり、
遥か寿都の方に雪を抱くどっしりした大きな山が見える。狩場山だ。
あの山には、まだ登っていない。ちかいうちに登ろう。
暖かい。岩の上に腰掛けて昼食をとる。
少し離れた岩の上でも昼食を食べているカップルもいる。
振り返ると、ニセコの山々がすぐそばに聳える。
(写真右下:山頂から見るニセコ連山と遠く羊蹄山)
もっとも、ここもニセコだが。下山は、春の日差しをいっぱいに浴びながら
快適に下る。下山してから新見温泉の前の沢の斜面で竹の子を採る。
あまり多くはないが、何とか竹の子採りの面目を保つ。
今回でニセコの主な山は全て登ったことになる。
寂しさと満足感のまざりあった不思議な気持ちで
ニセコいこいの村の温泉につかった。
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アドバイス:目国内岳は
ニセコと岩内の中間にあり、岩内方面へ縦走路もある。前目国内岳
までは背の高い笹の中で視界は悪いが、前目国内岳から見る目国内岳は
堂々として立派。その後は快適で雪渓もなだらか。山頂の岩は特徴的で
ニセコの山から見ると、すぐわかる。その山頂は大きな岩が積み重なって
できていて、なかなかよい。
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