第一展望台登山口ー摩周岳ー登山口 |
平成14年 6月30日 晴れ 山本公雄、洋子
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登山口(5:45)−−−684mピーク(6:46)−−−(7:40)西別岳分岐(7:50)−−−(8:30)山頂(8:50)
−−−(9:20)西別岳分岐(9:25)−−−(11:05)登山口
登り2:45 下り2:15 全行程5時間20分
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摩周湖のシンボルの摩周岳。摩周湖の水面に影を映すその姿は神秘的で前からいつかは登りたい
と思っていた。天候が良いことを確信し、急きょ、前日に摩周温泉にはいる。
翌日、早朝より行動開始。朝もやの中、第一展望台の登山口から登り始める。登山者はいない。
たぶん、自分達が今日の最初の登山者だろう。
しだいに、もやが消え摩周湖、摩周岳が見えてくる。この登山道は摩周湖の
外輪山を歩く道であるが、湖の湖面は遠く感じる。 正面に西別岳が大きな裾野を広げている。
(写真右上:登山道と正面に聳える西別岳)
この道は、高原を歩く道だ。高原の道にはチシマフウロ
がいたるところに咲いている。(写真左上:チシマフウロ)
登山口から山頂までは標高差は300m、歩く距離は7Kmである。
しだいに荒々しい火口をそなえた摩周岳が姿を現す。「あんなに急な崖で登れるのだろうか」
と、不安に思ほどの山肌だ。西別岳の分岐で休憩をとる。
(写真右中:火口が見え始めた摩周岳)
分岐からはやや下りの、白樺の樹林帯となる。ゴゼンタチバナが所々に咲く気持ちのよい道である。
(写真左中:ゴゼンタチバナ)いよいよ登りとなる。約30分で山頂に到着。展望台方面の
摩周湖は火口の岩にかなり遮られているが、眼下の湖水は摩周ブルーに染まり、斜里岳が
くっきりみえる。摩周湖は摩周岳を囲むように存在しているのをはじめて知った。
誰もいない。僕達だけの山頂を楽しむ。
(写真左下:山頂から見下ろす摩周湖と斜里岳)
軽く食事をとり下山する。下山時は多くの登山者とすれ違う。霧が摩周湖に流れ込んでくる。
摩周岳が霧の中に見え隠れする。早朝に登ってよかったとつくづく思う。これから、摩周湖の
写真を見るたびに、今日の摩周岳を思い出すことだろう。
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アドバイス: 登山道からは、予想よりも摩周湖は遠くに見える。
火口の裏側の樹林帯を登り、山頂に着くと、突然眼下に摩周湖が現れ、感激する。登山道は快適な高原を
歩くという感じである。
それにしても、やはり、霧の摩周湖だ。天気がよかったにもかかわらず、登り始めも、
下山時も摩周湖は霧の中だった。今回、山頂で霧が晴れ、摩周湖の全容を見ることが出来たのは、
実に幸運であった。これから挑戦する方は、ご注意を。
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