イチャンコッペ山 828.9m


登山口 ー イチャンコッペ山 ー 登山口

平成16年 8月14日 晴  山本公雄・洋子
登山口(10:50)ー(12:20)8合目、反射板(12:30)ー(12:45)山頂(13:10)ー(14:40)登山口
  登り1:55 下り1:30 全行程3時間50分

 イチャンコッペ山は支笏湖のほとりの1000mにも満たない山である。遠くないので、 機会があれば、登ろうと思っていた山だ。週末の天候が良くない予想だったが、急に 回復、あわてて出かける。
   札幌ー支笏湖線の恵庭岳登山口の札幌寄りのヘアピンカーブのところがイチャンコッペ山の 登山口である。すぐそばにある支笏湖の展望台に車を駐車できる。登山口はカーブの山側にある。 矢印が張ってあるが、イチャンコッペ山の名前が書いていないので、ちょっと不安になる。

 
(駐車場になる展望台)           (登山口の矢印)

 最初から林の中の急な登りだ。20分ほどでやや平坦になる。前に笹を切っている人がいた。 一人で登山道を整備している。ありがたいことだ。挨拶して横を通り過ぎる。最初右手に見えていた 8合目の反射板が左手に見えてくる。時々木のあいだから支笏湖が見える。道はところどころ 笹に覆われているがそれほど苦痛ではない。8合目の反射板への登り、ここがつらいところだ。 実際に登ってみると思ったより簡単に着く。 山頂はもう少し先。笹道を進む。ほどなく笹に囲まれた山頂に着いた。

 
(8合目の反射板への登り)           (イチャンコッペ山の山頂)          


 山頂には誰もいない。笹を切っていた人以外は誰とも会わない二人だけの山となった。 笹の上、支笏湖を見下ろす。支笏湖に樽前山、風不死岳が映える。結構雄大。 樽前山と風不死岳は二人で縦走した山。懐かしい。
 昼食を食べて、下山。下山は快適。眼下に支笏湖が広がる。それほどの差はないが、 8合目からみる景色の方がいい。左の後ろの溶岩ドームが樽前山、手前のとんがりが風不死岳。 あらためて、支笏湖の良さを実感した登山であった。



(8合目からみる樽前山、風不死岳)


  下山後、登山口から少し支笏湖の方に下り、丸駒温泉に行った。久しぶりだったが、 温泉はきれいに整備されていた。露天風呂から紋別岳は見えるがイチャンコッペ山は 見えなかった。正面の風不死岳が素晴らしい。
 

*感想*

 イチャンコッペ山はとなりの紋別岳とおなじく支笏湖の展望台だ。簡易舗装の道があり、 山頂に電波塔がある紋別岳より、ずっと山らしい。山頂から下っていくときの大パノラマが見ごたえがあり、 とくに8合目からの見晴らしが良い。



(8合目からみる全景。左から紋別岳、樽前山と風不死岳の重なり、恵庭岳と続く。)