赤岳ー 白雲岳 2229.5m −緑岳


 銀泉台ー赤岳ー白雲岳ー緑岳ー高原温泉


小泉岳    白雲岳          旭岳            
赤岳山頂からの展望
平成17年 9月24日 晴れ時々曇り  山本公雄・洋子
 銀泉台(6:50)ー(9:10)赤岳(9:20)ー(10:20)白雲岳(10:45)ー(12:00)緑岳(12:15)ー(14:35)高原温泉
   登り  3:30  下り 3:50 全行程 7:45 

 紅葉を目指し大雪山へ。この時期、銀泉台と高原温泉にはシャトルバスが運行され、 自家用車は規制されている。かえって、シャトルバスを利用すると、自家用車をシャトルバスの駐車場において、 銀泉台ー高原温泉の縦走が出来る。平成14年にも登ったが再挑戦する。今年は紅葉がきれいだという。
 札幌を早朝3:00発 6:00に駐車場に着く。もうかなり込み合っている。何と初発バスに乗り込み、銀泉台に入る。 第一花園の紅葉が見える。かなり赤い。はやる心で登山開始。間もなく斜面全体の紅葉に感動。 ウラジロナナカマドの紅葉だ。
 
 
( 第一花園の紅葉 )


 第一花園からハイマツ帯を過ぎ、第二花園に着く。雪渓は解けていたが、今年は遅くまで残っていたのだろう。 今ごろ、アオノツガザクラが咲いている。





( 第二花園と今頃咲いていたアオノツガザクラ )

 奥の院、駒草平を過ぎると、第三雪渓の紅葉が見えてくる。

 
( 奥の院の紅葉 ) ( コマクサ平 )

 第三雪渓の雪渓はない。ハイマツ緑とナナカマド紅葉のコントラストがまぶしい。


( 第三雪渓の紅葉 )



( 第三雪渓を登る登山者 )

 風が強くなってくる。寒い。ヤッケを着る。いつも赤岳山頂間近は強い風だ。 山頂の岩に着く。ヤッケを着ていても寒い。


 
( 赤岳山頂の岩 北鎮には雲がかかっている   記念写真 寒かった! )

 
( 赤岳から見る旭岳 )


  寒いので、小休止で小泉岳を越え白雲岳を目指す。振り返ると平坦な小泉岳が見える

          白雲岳                  赤岳   小泉岳
 
( 白雲岳を目指す 旭岳に雲 ) ( 振り返ると小泉岳、左下に赤岳 )

 分岐から白雲山頂を目指す。山頂は一番奥の岩の上だ。雲が出てきた。 最後、岩を登ると山頂だ。ガスの中、高根が原、忠別川の源流の紅葉が見える。 旭岳、トムラウシ方面はガスで何も見えない。


( 高根が原、忠別川の源流の紅葉 )

 そのうち晴れるさ!じっと待つ。ガスが切れてゆく。旭岳が姿を現す。思わず歓声を上げる。


( 白雲岳から見る旭岳 )

 寒いが、雄大な旭岳に見とれる。白雲岳は大雪山の中心に位置する。 今日は、十勝連峰もトムラウシ山も見えない。昼食を食べて小泉岳まで戻り、緑岳へ向かう。 火山灰の平らな道の行く手がガスで視界が消えたり、見えたりする。

 
( ガスが立ちこめる)             ( 再び緑岳の山頂が見える )

 右手に白雲岳が大きく聳える。


( 白雲岳 )

 緑岳に着く。強風。寒い。早々に下山する。雄大な紅葉の美しさに呆然と立ちすくむ。ハイマツとナナカマドの美しさ。




( 緑岳から下山、雄大な紅葉に感激 )

  お花畑には、チングルマの紅葉 、ミヤマリンドウの小さな花、少しだがチングルマの花や ツガザクラの花も咲いていた。山の花達に別れを告げる。緑岳を振り返りつつ、去りがたい気持ちで高原温泉へ下った。


( 第一お花畑から緑岳 )


 
( チングルマの紅葉   ミヤマリンドウ )

 
感想 :   ウラジロナナカマドはハイマツの境界 に生えるという。たしかに沢筋には縞模様をつくり、お花畑では周りを取り囲こんで赤く紅葉している。 ハイマツの緑とのコントラストが鮮やかだ。
 赤岳も高原温泉も大雪山の紅葉の名所である。特に、赤岳の美しさは何度も登山者から聞いた。 以前に登ったときは、それほど印象にのこらなかったが、今回は本当に美しい。 また、高原温泉は沼めぐりの紅葉が有名であるが、緑岳から見る雄大な紅葉に感動。白雲岳の展望は 今回はガスと数日前に降った初雪で色がくすんでしまったが、忠別川の源流の紅葉もきっと素晴らしいはず。 紅葉の美しさに感動した一日であった。また何時か、シャトルバスを利用して縦走しよう。