日高 アポイ岳 810.6m


登山口ーアポイ岳ー登山口

平成18年 5月21日(日) 晴  山本公雄・洋子
   登山口(7:10)ーーー(8:30)5合目小屋(8:40)ーーー(9:15)馬の背(9:45)ーーー(10:20)山頂(10:25) ーーー(11:35)5合目小屋ーーー(12:30)登山口
 登り:3時間10分 下り:2時間05分 全行程5時間15分

 恒例のアポイ登山。今年は花の時期だ。期待は大きい。登山口から林の中の道を行く。 エゾオオサクラソウをがあちらこちらで見つける。こんなに咲いているのは始めて見た。 小さなフイリミヤマスミレもたくさん咲いている。このスミレは日陰が好きなようだ。

  
(エゾオオサクラソウの群落)

   
(エゾオオサクラソウ)      (フイリミヤマスミレ)

 まもなく、5合目の小屋に着く。少し休んで馬の背の稜線へ向かう。ここからは岩場の登りだ。  道の両側にはロープが張られて花を守っている。

 

 あちこちに花が咲いている。アポイアズマギクはまだ咲いていないものが多い。 1週間後あたりが最盛期になるだろう。

 
(アポイアズマギク)      (アポイタチツボスミレ)     

 ヒダカイワザクラとサマニユキワリはピンクのかわいい花だ。

 
(ヒダカイワザクラ)      (サマニユキワリ)     


 稜線に出ると、一気に展望が広がる。しばらく休憩して、山並みを眺める。

 
     (ピンネシリ岳とアポイ岳の稜線、右端がアポイ岳)       

 登山者が日高草が咲いていると話している。日高草を見に行こう。馬の背の稜線を山頂へ向かう。花が岩の間から咲いている。 エゾキスミレが鮮やか。日高草は数年前と同じところに咲いていた。ロープが張ってありそばには近づけないが、 今回は一輪だけ咲いていた。
 
 
(エゾキスミレ)      (ヒダカソウ)     

 日高草をあとに山頂に向かう。ピンネシリの後ろに日高山脈の主稜線の残雪が輝いている。


( ピンネシリと日高山脈の主稜線の残雪 )

 間もなく山頂に着く。白樺に囲まれ、ここは見通しが悪い。かなり人が混み合ってきた。 早々に下山とする。眼下に海岸線がつづいている。もう一度ゆっくり花を見ながら下山した。

 
(アポイ岳の山頂)      (遥か眼下に海岸線)     

感想:
 この時期は花が多くて楽しい。いつもなら日高草はもっと早い時期に咲くはず。もう終わっていると思っていたが、 今年は遅れて咲いてくれたので、見ることができた。幌満お花畑に咲いていた日高草はもう終わっていた と登山者が話していた。それにしても、いつ見ても可憐な花だ。

        「いつの日か も一度見たい 日高草」