銀泉台登山口ー赤岳ー登山口(赤岳からの展望) |
平成17年 8月6日 快晴 山本公雄・洋子 |
銀泉台登山口(9:10)ーーー駒草平(10:40)ーーー(11:40)赤岳山頂(12:20)
ーーー第二花園(13:15)ーーー(14:20)登山口 登り2:30 下り2:00 全行程5時間10分 |
快晴の天気、気温も高いとの天気予報。夏の山ならやはり大雪。何度も来ている 銀泉台に入る。ここはすでに1500mの高さがある。歩き始めて間もなく第一花園の斜面が見える。 (第一花園を望む 雪渓のそばの斜面) (花は少ない第一花園) 第一花園はチングルマ、ツガザクラなどがところどころに咲いているが、花の数は少ない。 第一花園を過ぎ、ハイマツ帯に入る。雪解け水の音が聞こえ、間もなく第二花園となる。 ここはチングルマとコザクラの一面のお花畑のはず。残念。今年はまだ雪渓。 まだ早いだろうと予想はしていたが、少しがっかり。たぶん花が咲くのは8月末になるだろう。 (第二花園 雪渓に埋もれている) 先へ進む。次は小さなお花畑、奥の平。 チングルマとアオノツガザクラがなかなかきれいだ。 (奥の平 : チングルマとアオノツガザクラが見事!) 奥の平をゆっくり登る。急に展望が開け、コマクサ平に着く。黒岳が見える。 あたり一面にコマクサが咲いているが、時期は過ぎ、少し枯れているものが多い。 花の美しい時期にぴったり合うのは難しい。 (コマクサ平から見る黒岳) (コマクサ平) 標識を過ぎると神の田圃。ワタスゲが風に揺れている。心安らぐ場所だ。 (神の田圃) 展望のきく平坦な道がつづく。やがて、最大の登りである第三雪渓が見えてくる。 ところどころ、雪解け沢の中を歩くような道を登る。上り切ると さらに第四雪渓がつづく。まわりはお花畑。ツガザクラの群生が見事。 (第三雪渓) (第四雪渓) (ツガザクラの群生) 第四雪渓を過ぎるともう山頂は目前。広いガレ場。 (赤岳山頂を目指す) 大きな岩の積み重ねた赤岳の山頂が見えてくる。後ろには北鎮岳。白鳥の雪渓が残っている。 (赤岳山頂 後ろに見えるのは北鎮岳) ここからの展望は大雪の一部しか見えないが、それでも雄大だ。 (赤岳山頂から北鎮岳(左)と凌雲岳) 少し山頂で休み、写真を撮りながらゆっくり下山する。 |
感想 : 銀泉台は旭岳温泉までの
大雪横断道路が計画され、反対運動により中止された地点である。
もし、計画が中断されなかったら、この銀泉台から赤岳、白雲へ簡単に道路が出来ていただろう。
広大な大雪にバスが走り、バスガイドがマイク片手に言う。
「正面に見えるのは白雲岳、左手遠くにトムラウシが見えます。まもなくお鉢で休憩です。」
考えるだけでぞっとする。
バス道路ができていたら、確かに、多くの人が山の自然を楽しむことが出来るだろう。
しかし観光地化された大雪なんて何の魅力もない。「神の遊び場」は汗して訪れる場所だ。 さて、赤岳にはお花畑がたくさんある。いつの時期にきても、何処かのお花畑がきっと美しく 迎えてくれるはず。駒草平のコマクサは見事。自然の中で見るのコマクサは可憐。 赤岳から、さらに30分先に進むと、小泉岳。そこまで行くと高根が原の彼方にトムラウシ山を まで大雪の全景を見ることが出来る。 |