上ホロカメットク山(1920m)-三峰山(1866m)


十勝岳温泉 ー 上ホロカメットク山 ー三峰山  ー 十勝岳温泉

 
平成22年 8月14日 晴  山本公雄・洋子
十勝岳温泉登山口(7:10)ー(7:40)安政火口ー(8:05)カミホロ分岐ー(9:20)上富良野岳山頂ー(9:45)上ホロカメットク山(10:05)ー(10:15)上富良野岳山頂ー(10:50)三峰山ー(12:00)富良野岳分岐ー(13:10)カミホロ分岐ー(13:30)安政火口ー(14:00)登山口
  登り3:40(三峰山まで) 下り3:10 全行程6時間50分

 天気は晴れの予報。十勝岳の雄姿をみよう。上ホロカメットク山登山を計画する。登山口の十勝岳温泉から出発。いつも登る道だが、だんだん歩きづらくなっている気がする。荒れてきているのかなー? このあたりはエゾリンドウがたくさん咲いている。安政火口を見ると心が躍る。振り返ると十勝岳温泉凌雲閣。

  
(安政火口は荒々しい)      (振り返ると十勝岳温泉凌雲閣)

 
(エゾリンドウ)

 分岐から上富良野岳を目指す。D尾根に着くと十勝岳の雄姿。荒々しい安政火口をみながら登る。稜線直下のお花畑にはイワキキョウの群落。ミヤマアキノキリンソウも華やか。遠く富良野岳が見える。
  
(姿を見せた十勝岳)      (D尾根の道)

 
(イワギキョウの群落)
 
(ミヤマアキノキリンソウ) 

 主稜線に着く。山頂というほどでもないが上富良野岳山頂の標識がある。十勝岳をバックに上ホロカメットク山が聳える。上ホロカメットク山を目指す。簡単に山頂に着く。思ったより山頂は広い。山頂でゆっくり十勝岳を眺める。

 
(上ホロカメットク山とバックの十勝岳)

 
(上富良野岳の山頂)      (上ホロカメットク山の山頂)

 
(記念写真)

 天気が良いので三峰山を縦走して下ることにする。今まで3度縦走しているので今回は4回目である。快適な尾根だ。上富良野岳に戻り、三峰山を目指し出発する。

 
(三峰山を目指し出発)


 名前の通り、3つの峰があるが、2峰目が本峰。三峰山(さんぽうざん)の標識がある。最後の峰との鞍部で降りてきた二人づれの女性が「少し先にクマの糞がある」と、教えてくれる。くまは広い所で糞をすると聞いたことがある。今回も道の真ん中だ。こんなにたくさんの人が歩くところにクマがいるのかとびっくりする。

 
(三峰山の山頂)      (ヒグマの糞)

 振り返ると十勝岳。実に雄大な眺めだ。さらに進むと正面に富良野岳。ここから見る富良野岳はもっとも美しい。

 
( 振り返ると十勝岳 )


 
( 正面に富良野岳が美しい )

 三峰山の最後の峰と富良野岳の間にはチングルマのお花畑があるが、今回はすでに綿毛になっている。富良野岳分岐までは少し登り。つかれた足どりで分岐に到着。歩いてきた稜線を振り返る。。

 
( 富良野岳分岐からの遠望・・・十勝岳ー上ホロカメットク山ー三峰山 )

 分岐からの下りはゆるやか。ときどき歩いてきた稜線を見上げることができる。登りで歩いたD尾根も見える。2時間ほどで十勝岳温泉に戻る。温泉付近から左手に見える三段山はハイマツの緑に覆われているが、上ホロカメットク山から見下ろした三段山は噴火の跡が生々しい。同じ山と思えない山容だ。

 
(十勝岳温泉付近から  三段山  上ホロカメットク山から)

 

*感想*
 富良野岳と十勝岳の中間にある三峰山。富良野岳と十勝岳を眺めながら快適な稜線歩きを楽しめる。どちら方向から歩いた方がよいか?人により違うとは思うが僕は今回の行程が好きだ。D尾根を登りながら荒々しい安政火口の十勝岳。稜線で富良野岳の優雅な姿を。そしてなだらかな下山路を下りながら、歩いてきた稜線を見上げることができるから。