赤岳・緑岳縦走


 銀泉台ー赤岳ー小泉岳ー緑岳ー高原温泉


平成21年 9月21日 晴れ・曇り  山本公雄・洋子
 銀泉台(7:45)ー(8:15)第一花園ー(8:35)第二花園(8:45)ー(8:50)奥の平ー(9:00)駒草平
ー(9:20)第三雪渓ー(10:10)赤岳(10:30)ー(10:50)小泉岳ー(11:20)白雲小屋分岐
ー(11:30)緑岳(11:45)ー(13:20)第二花畑ー(13:30)第一花畑ー(13:40)見晴台ー(14:00)高原温泉
   登り(赤岳) 2:25  下り 3:30 全行程 6:15 

 久し振りで紅葉の赤岳・緑岳縦走を計画する。この時期、銀泉台、高原温泉へのマイカー規制がおこなわれるが、逆にバスの便が良くなり縦走ができる。Am4:00に札幌出発。高速道路で約7時ごろに大雪湖の駐車場につく。シャトルバス乗り場はずいぶんにぎわっている。満員のバスで銀泉台に到着。出発後、15分ぐらい登ると第一花園の紅葉が目の前に広がる。ウラジロナナカマドの紅葉、いつ見ても見事だ。
 
 
( 第一花園の紅葉 )


 第一花園の斜面を歩き、ハイマツ帯を過ぎると第二花園に着く。ここは夏、お花畑がきれいなところ。よく見ると、秋の終わりにもかかわらず、可憐な花が咲いていた。

 
( 第二花園に咲いていた花 エゾコザクラ・ミヤマキンバイ )

 奥の平、駒草平をすぎると気持ちの良い平坦な道がつづく。前に第3雪渓が見えてくる。このころは雪渓は消えているはずだが、先日降った初雪が残っているのだろう。紅葉とのコントラストが美しい。

 
( 第3雪渓 紅葉と雪のコントラストが美しい )

 
( 第3雪渓に咲いていたエゾヒメクワガタとチングルマ)

 このコースのもっともつらい第3雪渓を登ると最後のひと頑張りで赤岳山頂に着く。ここからは白雲岳、旭岳、北鎮岳、凌雲岳、烏帽子岳の表大雪の山々を一望できる。 

 
( 赤岳山頂  )

 風が強いく寒い。赤岳で少し休憩し早々に小泉岳へ出発。正面には白雲岳。小泉岳の分岐につくと遠くトムラウシ山が見えてきた。 

 
( 高根が原の奥に王冠のようなトムラウシ山 )

 分岐から右手、なだらかな高原の道を緑岳へ向かう。大雪山の大きさを実感できる道だ。緑岳(松浦岳)山頂に着く。白雲岳が目前。

 
( 緑岳山頂 白雲岳が目前  )

 山頂は風が強く寒い。空は曇りだが、しだいに青空が広がっている。ゆっくり紅葉を楽しみながら下山する。この緑岳の紅葉を見ながら下るのは本当に気持ちがいい。

 
( 紅葉が美しい、稜線の高根が原の奥にはトムラウシ山 )

 第一花畑、第二花畑はチングルマの綿毛が一面に広がり、振り返ると緑岳。

 
( チングルマの綿毛と緑岳。 )


感想 :   この時期、毎回、紅葉の美しさに満足して帰ってくる。紅葉を見る人で、込み合うがシャトルバスを利用すると縦走できるので、便利だ。今回で4回目の縦走だ。毎回違った発見がある。今年は特にチングルマの綿毛が見事。また、遅咲きの山の花も残っていた。