*花名由来*
サルビアは鮮紅色の美しい花だ。この種の花は熱帯から、温帯にかけて、900種以上も あるという。日本でいうサルビアはスプレンデンス(立派な)のことで、ブラジル原産で 、この花から数多くの園芸品種がつくりだされた。 サルビアという言葉はラテン語のサルウスsalvus(健康、病気を癒す、治る)を語源にしている。salvusの 英語なまりが、sage(セージ)であるが、ヨーロッパでセージというと薬草、香料、香辛料として 用いられるオフィシナリス(薬効のある)さすことが多い。 本来、サルビアという言葉はシソ科ーサルビア属の属の名称で、花の名前ではない。学名、 英語名、通称名などが、混乱している。いくつかを例示するとつぎのようになる。 (学名) (英語名) (通称名) サルビア・スプレンデンス スカーレットセージ サルビア(緋衣草ヒゴロモソウ) サルビア・ファリナセア ミーリーセージ ブルーサルビア サルビア・オフィシナリス セージ (コモン)セージ(薬用サルビア) サルビア・ミクロフィラ グラハムセージ チェリーセージ 種々の○○セージという名と、サルビアが混ざり合っている。セージと名がついても、 ハーブとして用いられるものと用いられないものがある。さらに、同じスプレンデンスや ファリナセアでもいろいろな色があるからますますわかりずらい。 我が家のガーデニングではスプレンデンス(赤)をアクセントにファリナセア(青、右の写真)を つかうことが多い。 |