デージー

キ ク 科


*花名由来*

 デージーdaisy (ヒナギク)は day's eye から生じた言葉で「太陽の目」の意味である。太陽の光で、 花を開き、夜には閉じる。西ヨーロッパにひろく分布。中世の騎士は襟飾りに、この花を かざり、見送る女性はデージーの首飾りをつけたという。グループサウンズ、ザ・タイガーズ のヒット曲『花の首飾り』の歌詞では「ヒナギクの花の首飾り やさしく編んでいた おお、愛のしるし  私のくびにかけておくれよ」と歌われている。作詞者はこのデージー のことを知っていたかもしれない。ただ、首飾りは女性が飾るもののようであるが・・・。
 デージーと名のつく花はいろいろある。青いブルー・デージー(学名 フェリシア・アメロイデス)、 黄色いイエロー・デージー(ルドベキア)、イギリスの宣教師でアフリカの探検で有名な リビングストンを記念してつけられたリビングストン・デージーもあるが、これはツルナ科である。


ブルー・デージー
(フェリシア・アメロイデス)


イエロー・デージー
(ルドベキア)


リビングストーン・デージー
(ツルナ科)