アマドコロとナルコユリ


    (H14.5.26)

      スズランのようなこの花は何でしょう?

 アマドコロでしょうか?ナルコユリでしょうか?
ともにユリ科の宿年草で、アマドコロが写真とよくにていますが、斑(ふ)入りではありません。 写真は、葉の淵に斑入りです。ナルコランも似たように、花をつけますが、葉がもっと細く全体に か細い感じです。 我が家の庭の隅に咲いたこの花は「斑入りアマドコロ」といって園芸品種だそうです。 ややこしいことに、園芸店ではこれを「ナルコユリ」とか「ナルコラン」とかの名称で売っている のです。庭の日陰の部分で、十分育ちムードがあります。
 アマドコロは漢字で「甘野老」と書きます。日本語です。トコロ(野老)は サトイモに似た植物で根が老人のひげのようで、野老と当て字が使われたそうで、 にがみをとって食用になるとのこと。アマドコロの根には甘みがあって甘野老と 名づけられたそうです。
 ナルコユリは花の様子が田んぼの鳴子から名づけられたといいます。ともに 山林の日陰に咲く野草です。

    (H14.5.18)
      これもよく似ています。

 ヒメイズイ 同じ仲間のユリ科の宿年草です。背が低く、 ずんぐりタイプのアマドコロといったらぴったりする。