大雪山: 赤岳(2078m) 白雲岳(2230m)


銀泉台ー赤岳ー白雲岳

平成27年8月8日(土) 曇り・晴れ  山本公雄・洋子
銀泉台(8:10)-(8:46)第一花園-(9:11)第二花園-(9:39)駒草平ー(11:00)赤岳(11:15)ー(12:25)白雲岳(12:35)
 -(15:10)第二花園-(15:58)銀泉台    登り4:15  下り 3:23  

 昨年は雨の白雲岳であったが、今年はどうか?天気は晴れ・曇りの予報。銀泉台から出発するとまもなく 第一花園の斜面が見える。 ここは秋の紅葉が見事だ。

 
  ( 第一花園を望む・・・ここは秋の紅葉の絶景ポイントだ)

第一花園を過ぎ、第二花園に到着。今年は残雪はない。チシマクモマグサがかわいらしい。
遅咲きのチングルマやアオノツガザクラが咲いている。


( 第二花園・・・今年は残雪はない )



(  チシマクモマグサ  )


( 遅咲きのチングルマやアオノツガザクラ )

奥の平を過ぎると稜線、そこは駒草平。すでにコマクサは最盛期を終え大多数は枯れているが、 残っていた深紅のコマクサに目を奪われる。

 

 
( 駒草平に残っていた深紅のコマクサ )

水溜りのところに永久凍土にできるという亀甲状構造を見つける。この地下に永久凍土があるのだろうか?

 
(永久凍土にできるという亀甲状構造? )

第三雪渓に着く。 雪渓はもうわずかのみ。まわりはお花畑。タカネトウウチソウの群落がみられた。


( 第三雪渓・・・ 雪渓はもうわずかのみ )


 
(タカネトウウチソウ )

 
( アキノキリンソウ エゾヒメクワガタ )

 第四雪渓を行く。ここは雪渓が残っている。お花畑にはまだ色とりどりの花が咲いている。

 
(  第四雪渓を登る )

 
( エゾコザクラ ミヤマキンバイ )

  第四雪渓を登るとガレ場、まもなく赤岳の岩峰が見えてきた。

 
( 赤岳の山頂の岩峰   )

 正面に後旭岳と旭岳。左に白雲岳の一部が見える。

  
( 赤岳から望む旭岳・・・正面一番奥 )

 休憩して、昼食。さらに白雲岳へ出発。周りをよく見ると高山植物がたくさん咲いている。

 
(  正面に白雲岳・・・奥に旭岳を望む  )

 
( チシマツガザクラ  エゾイワツメグサ)

 
( チシマギキョウ イワギキョウ )
 チシマギキョウ とイワギキョウは似ているが、綿毛が生えているのはチシマギキョウでガクの葉形 も三角である。イワギキョウのガクは細長い。


 なだらかな小泉岳へ向かう。山頂はどこかわからない。左手遠くにトムラウシ山が姿を見せた。


(  左手遠くにトムラウシ山 )

白雲分岐に荷物を置き、アタック開始。平らな火口跡を進む。最後の岩場の周りはお花畑。

 
( 正面に白雲岳  お花畑が美しい )


 
( まだきれいに咲いていたチングルマやツガザクラ )

 山頂に到着。ここは大雪山の中心。雄大な眺めに圧倒される。


 
(白雲岳からの展望・・・後旭岳~旭岳~熊ヶ岳~間宮岳の山並み )

 
( 記念写真 )

 白雲からの下山。正面に小さな桂月岳・黒岳・特徴ある烏帽子岳。


 
( 左から小さな桂月岳、黒岳、特徴ある烏帽子岳。沢をはさんで赤岳 )

 帰路、小泉岳の上空に夏の白い雲が湧いていた。


( なだらかな小泉岳の上空にわいた白い雲 )


 
感想: 
   天気に恵まれ、高山植物もまだ美しく残っていて、雄大な大雪の魅力を堪能した山旅であった。