赤岳(2078m) - 緑岳(2019m) 縦走


 銀泉台ー赤岳ー小泉岳ー緑岳ー高原温泉


平成26年 9月20日 曇り  山本公雄・洋子
 銀泉台(10:03)ー(10:33)第一花園ー(10:54)第二花園ー(11:05)奥の平ー(11:16)駒草平
ー(11:30)第三雪渓ー(12:30)赤岳ー(12:55)小泉岳ー(13:38)緑岳ー(15:08)第二花畑ー(15:16)第一花畑ー(15:26)見晴台ー(15:44)高原温泉
   登り(赤岳) 2:27  下り 3:14 全行程 5:41 

 今年は紅葉が見事との報道。久し振りで紅葉の赤岳・緑岳縦走に行こう。この時期は銀泉台、高原温泉へのマイカー規制がおこなわれ、シャトルバスが走るのでうまく合わせると縦走できる。大雪湖の駐車場に車を置き満員のバスで銀仙台へ。銀泉台から15分ぐらい登ると第一花園の紅葉が目の前に広がる。ここはいつ見ても見事。今日は曇りなので、鮮やかさはいまいち。
 
 
( 第一花園斜面の紅葉、今日は曇りなので、鮮やかさはいまいち )

 第一花園から斜面を見下ろすとナナカマドの紅葉がうつくしい。


( 第一花園から見る紅葉 )

 ハイマツ帯を過ぎると第二花園に着く。ここは遅くまで雪渓が残り、夏はお花がきれいなお花畑だ。

 
( 第二花園 )
 まもなく奥の平、お花畑に静かな秋の風情が漂う。


( 奥の平、静かな秋の風情のお花畑)

 駒草平に着くと、見晴しが開ける。こまくさは姿を消し、チングルマの紅葉が広がる。 


( 駒草平から第三雪渓を望む  )

 ここからは気持ちの良い平坦な道がつづく。正面に第3雪渓が見えてくる。先日降った雪がまだら状に残っている。ここも紅葉がきれいなところ。

 
(  第三雪渓、まわりは紅葉  )

 第三雪渓を超えるとまわりは寒い、雪の世界。冬山になる。今日は冬山装備ではないが、暖かいパーカーなどを着込んで登山続行。この時期はこんなこともある。雪の第四雪渓を登る。 


( 雪の第四雪渓を登る  )

 赤岳に到着。北鎮岳などはガスに覆われている。


( 赤岳の岩峰、背後に凌雲岳  )

 赤岳から小泉岳を望む。今日の装備で先に行けるか?それとも戻るべきか?しばし考える。体力は二人とも大丈夫。道も何度も歩いているので迷うことはない。天候は良い方に向かっているはず。なにか突発的な出来事があれば尾根で夜を過ごす装備はなく凍死になる。現在、風がなく見通しもよいので緑岳へ縦走する。白雲岳は雲の中で見えない。



( 平らな小泉岳   )


( 小泉岳から・・・これから行く緑岳をのぞむ  )

 小泉岳から左に曲がり緑岳を目指す。白雲岳は雲の中で姿は見えない。ましてトムラウシは見えるはずがない。白黒の平原を進む。ときおり、冷たい風が吹く。緑岳がしだいに大きくなってきた。

 
( 緑岳がしだいに大きく見える )

 白雲小屋への分岐に着く。雲の切れ目から白雲岳が姿を現した。

 
( 緑岳の下の白雲小屋への分岐、白雲岳が姿を現す )

 緑岳山頂に着く。しかし何も見えず。寒くて早々に下山。緑岳下山中に天候が回復してくる。ガスの切れ目から紅葉の絶景! この景色をみるためにここまでやってきた。見れてよかった・・・。

 
( 紅葉の絶景 )

 紅葉を見おろしながら下る。ここは急な岩の道なので下るのも大変、登りはもっと大変。ハイマツ帯を過ぎると 雪のない紅葉の世界。第二花畑、第一花畑から緑岳を振り返りながら下山する。チングルマの紅葉と冠雪の緑岳のコントラストが美しい。


( チングルマの第一花畑から緑岳を振り返る  )

感想 :   この時期、シャトルバスを利用して何度か縦走しているが、雪に会うのは初めて。数日前の雪が残り、天候は回復してきているが、曇りで紅葉の鮮やかさはいまいち。明日は最高の天気になる予報。ちょっぴり残念。
 今回は出発が遅かったので、高原温泉からの最終シャトルバスの最終時刻(16:00)に間に合うかちょっと心配した。