ニセコ・白樺山(923m)


新見峠登山口ー白樺山


 平成24年 6月16日(曇り)  山本公雄・洋子
 新見峠登山口(8:20)ー(9:00)稜線ー(9:30)白樺山山頂−(たけのこ採り)−(10:50)登山口
 行動時間 2:30

 この時期、恒例になっている白樺山へ向かう。一時不通になっていた中山峠も開通し、予定通り峠に着く。今日は羊蹄山が良く見える。途中のニセコの道路は山菜採りの車がいたるところで駐車しており、今はたけのこの最盛期だ。なんとか新見峠登山口の駐車場に止める事ができた。

 
( 中山峠から羊蹄山 )     ( 新見峠駐車場 )

 さあ、出発。右手の目国内岳登山口のすぐ先、左手に白樺山登山口がある。。

 
( 目国内岳登山口 )     ( 白樺山登山口 )

 登山道は広く歩きやすい。まわりは根曲り竹の竹藪。道端に大きなタカネザクラが満開だった。

  
( 登山道と道端に聳える大きなタカネザクラ )   

 道端には小さな花が咲いている。艶やかではないが、ひっそりと咲くこれらの花も美しい。

  
(エンレイソウ )     ( エゾイチゲ )

  
(ノウゴウイチゴ )     ( マイズルソウ )

  
(ゴゼンタチバナ )     ( ツバメオモト )

 稜線に近づくと視界が開け、目国内岳が聳える。岩内港と積丹の山やまが見える。今、話題の泊原発もはっきり分かる。もし、大きな事故が起きたら、当然、この山も登山出来なくなるだろう。

  
( 目国内岳 )

  
( 岩内港 )

 稜線に出る。風が強い。正面にシャクナゲ岳の山頂が見えるはずだが今日はガスって何も見えない。それでも花々が私たちを迎えてくれた。

  
( 稜線の路 )

  
( ハクサンボウフウ )

  
  
( ハクサンチドリとチシマフウロ )

  
( シラネアオイの群落 )

 最後の白樺岳の登り。これからはミヤマアズマギクのお花畑だ。今年は少し最盛期を過ぎて、白っぽくなっているものが多い。それでもハクサンチドリ、チシマフウロ、ミヤマオダマキとともに美しく咲き乱れている。風が強く、花が揺れて写真が撮れない。

  

  

  
( ミヤマアズマギクのお花畑)


 お花畑が終わると山頂に着く。雪渓が残る目国内岳は見えなくなっている。遭難してもおかしくないほどの強風だ。日本海からの風がまともに吹き抜けるのだろう。休まず早々に退散する。

  
(白樺山の山頂 )

 
   下山路では風は気にならない。道端の竹藪に入り、根曲がり竹の竹の子採りをしながら下山する。竹藪の奥の方に入って探している竹の子採りのグループもいた。竹の子採りにはそれなりの完全武装が必要だ。登山装備で藪に入るとヤッケなどを破いたら大変だ。

 
感想 :  この時期の白樺山は花が美しい。花の種類も多い。わずか1時間の登りで別天地。今回は天気も悪く、花もピークを過ぎていた。それでもこの山は美しい。これからも永遠に「美しい花の山」であることを祈る。