スイスの山(3)



 ツェルマットーサンモリッツーディアボレッツァ展望台ーピッツ・ネール展望台


 今日はツェルマットからサンモリッツまで氷河特急で移動する。特急と言っても山岳地帯を走るから、世界一遅い特急と言われる。美しい町、山を見ながら列車の旅だが、広くないスイスで8時間もかかる。最後は疲れてしまった。

  
( 氷河特急、天窓が付いていて車内は暑かった )

  
( 美しいアンデルマットの町)   ( ライン川の源流 )

 翌日、バスに乗り、サンモリッツからベルニナアルプスを見にディアボレッツァ展望台へ向かう。ケーブルはどんどん高度を上げ、眼下にエメラルドグリーンの湖が美しい。ベルニナアルプスの白い頂が見えてくる。


( ディアボレッツァ駅がどんどん小さくなる )

  
( 眼下にエメラルドグリーンの湖 )   ( ベルニナアルプスの白い頂 )

 ディアボレッツァ展望台に着く。そこは別世界。正面にベルニナアルプスの最高峰、ピッツ・ベルニナが聳え、モルテラッチの氷河の白い流れ。


( ベルニナアルプスの最高峰ピッツ・ベルニナ 4049m )


( 左:ピッツ・パリュ3901mとモルテラッチの氷河、右:ピッツ・ベルニナ )

 列車でサンモリッツに戻り、ケーブルでピッツ・ネール展望台へ向かう。眼下にはいくつものハイキングコースの道が見える。

  
 
(  ピッツ・ネール展望台へ向かう、背後にサンモリッツの町並み )

 ピッツ・ネール展望台に着く。眼下に湖、そして遠くにディアボレッツァ展望台から見たベルニナアルプスが聳えている。

 
( 遠くベルニナアルプスの山々を望む )

 ピッツ・ネール展望台から望む、エンガディン地方は美しい湖と谷に囲まれていた。遠く聳える白いベルニナアルプスの山々。 スイス観光の最後をこの展望台で終えた。  (終わり)


感想 : 
  スイスの山岳観光。いたるところに展望台があり、その展望台にそって、ハイキングコースがはりめぐらされている。展望台にはゆっくり食事ができるようにレストランがあり、人々はゆっくり休みながら展望を楽しんでいる。ハイキングやトレッキングルートも実に整備されている。観光産業と自然保護の問題。山岳自然をどのように活用し、一方で保護してゆくべきか?手つかずの自然を残そうとしている日本の自然保護運動の現状となにか異なる気がした。