ツェルマットーゴルナーグラート展望台 (2011.9.14) |
マッターホルンの町、ツエルマットに移動する。登山、観光の基地として有名なツエルマットは夏の観光シーズンが終わろうとしていた。それでも美しいく花で飾られ、まだまだにぎやかだった。そんな町並みに、ねずみの進入を防ぐねずみ返しの石を使った古い家も何の違和感もなく混在している。 ![]() ![]() ( 花で飾られたツェルマット ) ![]() ![]() ( 古い建物も混在・・・右は「ネズミ返し」の石 ) 翌日早朝、町はずれに朝焼けのマッターホルンを見に行く。7:00の日の出の時刻になると、山頂の先端からだんだん全体が染まってゆく。実に幻想的な光景だった。 ![]() ![]() ![]() ( 全体が赤く染まった朝焼けのマッターホルン ) ホテルに戻り、朝食後、登山列車でゴルナーグラート展望台に向かう。マッターホルンが大きく現れる。 ![]() ( 登山列車から望むマッターホルン ) 展望台に着くと正面にマッターホルン、そして周囲360度に山また山と白い氷河。 ![]() ( ゴルナーグラート展望台 ) ![]() ( ブライトホルン 4164m ) ![]() ![]() ( 左:モンテローザ4634mとリスカム4479m 右端のワイスホルン4505mをバックに記念撮影 ) しばし、展望を楽しみ、ひとつ前の駅、ローデンボーデン駅に戻り、リフェルベルク駅までハイキングする。しかし、残念! 山頂は雲で隠れてしまう。 ![]() ![]() ( 雲で隠れたマッターホルンを見ながらハイキング ) もう、高山植物の花の時期は過ぎていたが、きれいな青い花を見つける。アルプスの3大名花と言われているのは「エーデルワイス」「アルペンローゼ」「エンチアン」。エーデルワイスの種類は日本では「ウスユキソウ」と呼ばれ、礼文島には「レブンウスユキソウ」が有名。アルペンローゼはツツジの仲間で日本にもいろいろなツツジがある。さてこの青い花は?もしかしたらエンチアン?あわてて写真を撮る。 ![]() ![]() ( エンチアンの仲間 ・・・ ゲンティアナ・ベルナ ) 調べてみると、エンチアンとはリンドウの仲間の総称であるが、3大名花のエンチアンは「ゲンティアナ・アカウリス(コッホ・エンチアン)」のことをいうらしい。アルプスにはその他に「ゲンティアナ・コキアナ」、「ゲンティアナ・ベルナ」、「ゲンティアナ・オルビクラリス」などのエンチアンの仲間が咲いているという。 今回咲いていたのは「ゲンティアナ・ベルナ (フリューリングス・エンチアンともいわれる)」だった。似たような種類の花は日本の山では見られない。ちょっと幸せな気分になった。 翌朝、もう一度マッターホルンを見に行く。すでに朝焼けは終わっていたが、青い空に堂々と聳えている。これが最後のマッターホルン。忘れないよう目に焼き付けた。 ![]() ( 目に焼き付けた最後のマッターホルン ) |
感想 : スイス・アルプスのもっとも人気のある山、マッターホルン。朝焼けのに染まる山頂は幻想的であった。もう二度とこの雄姿は見られないかもしれないと思いつつツエルマットをあとにした。 |